ある一定の時期をおくとやっぱり読みたくなってしまう本。
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夏目 漱石著 (新潮文庫) 『こころ』
内容:親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。 |
夏目 漱石著『我が輩は猫である』
は、小学校4年の夏に父が買ってくれた本。冒頭の部分からもう夢中になって読んだ本でした。
そこからしばらく夏目漱石から離れていたのですが、高校の現代文学の授業の教科書に『こころ』が載っていまして、授業では 地球環境の保護~~とかいう教材をやっていたのですが、授業そっちのけで読んでいました。(先生すみませんでした。環境・・・大事ですよね)
この小説では一つも名前が出てきません。
・孤独な知識人 「先生」
・海で会った先生の不思議な魅力にとりつかれた学生の「私」
・「先生」の学生時代の親友「K」
・かつて「先生」と「K」で取り合った下宿屋のお嬢さんで今は「先生」の「奥さん」
この4人だけのお話なんですが、感情を抑制した文章でただ淡々と綴られていく文章に鳥肌が立ちました。
前半は「私」から見た現在の「先生」の暮らしぶり、後半は「先生」が「私」へ罪の告白をする文章になっています。
この本を読んでいて、先生から私への一番印象に残った一文
「あなたは死という事実をまだ真面目に考えた事がありませんね」
なんだかザックリきて、強烈に印象に残っています。
この本、ネタバレはしないようにします(ていうか深すぎて出来ない)。
青空文庫でも読めるので、是非未読の人は読んでみてください。
