21歳の息子が460万円のランクルFJを買った。元ローン審査担当の父が見た「値段より大事なこと」 | AIと親父とバスケのブログ

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21歳の息子が460万円のランクルFJ。
元ローン審査担当の父が見た「値段より大事なこと」

息子が、ランクルFJを買うことになった。

まだ21歳

そして見積もりを見せてもらうと、

支払総額
約460万円

21歳で460万円の車。

金額だけを見れば、

「若いうちから、そんな高い車いる?」

と思う親もいるだろう。

でも俺は、意外とそこでは止めようとは思わなかった。

というのも、俺は以前JAで金融の仕事をしていて、

マイカーローンの審査もしていた。

だから気になったのは、

「460万円もするのか」ではなく、
「460万円の車を、どう買うのか」

だった。


前から欲しかったランクルFJ

そもそも息子は、前々からランクルFJが欲しいと言っていた。

ただ、欲しいと言えば普通に買える車でもない。

抽選だったり、なかなか枠が取れなかったり。

本人もそれは分かっていた。

それでも周りの知り合いに、

「ランクルFJが欲しい」

という話をしていたらしい。

そんな中、ある日知り合い経由で、

「枠が空いた」

という話が入ってきた。

偶然と言えば偶然。

でも、前から「欲しい」と周りに言っていたからこそ、

空きが出たときに、息子のことを思い出してもらえたんだと思う。

そして急に、欲しかった車が現実の買い物になった。


高い車だからダメ、とは思わなかった

俺が最初に考えたのは、

リセール

だった。

車は買った瞬間に460万円が全部なくなるわけじゃない。

乗ったあとにも価値が残る。

もちろん、将来いくらで売れるかなんて誰にも分からない。

中古車相場も変わる。
走行距離もある。
事故をする可能性だってある。

でもランクルFJは、比較的リセールが期待できる車だと思っている。

高い車を買う=その金額を全部失う
とは限らない。

例えば極端な話だけど、

250万円で買って、数年後に50万円になる車

460万円で買って、数年後に300万円残る車

購入価格だけなら、250万円の方が安い。

でも、

買値 − 売値
で見れば話は変わってくる。

そして売るときに価値が残っていれば、

次の車への頭金にもできる。

だから俺は昔から、

車は「いくらで買うか」だけじゃなく、
「いくら残るか」も大事

だと思っている。


次に見たのは「どう借りるか」

息子は全額ローンで買うつもりではなかった。

自分のお金をいくらか入れて、

残りをマイカーローンで借りる。

そこまでは普通。

でも俺が「ちゃんとしてるな」と思ったのは、その先。

今まで使っていた銀行のマイカーローンを調べると、

金利が高かったらしい。

そこで、

いつもの銀行だから、そのまま借りる

とはしなかった。

周辺の金融機関を自分で調べた。

そして金利の低い信用金庫を見つけて、

給与振込まで変更。

そこでローンを申し込み、

審査も通った。

これを聞いて、

元マイカーローン審査担当の親としては、

「ちゃんと調べてるな」

と思った。


同じ車でも、金利で払う金額は変わる

これは若い人には特に知っておいてほしい。

車を買うときに、

「月々これくらいなら払える」

だけで考えない方がいい。

同じ300万円を借りても、

金利が違えば、最終的に払う金額は変わる。

買う車はまったく同じ。

なのに、

借りる金融機関が違うだけで、支払総額が何十万円も変わることだってある。

金利を調べる。
比較する。
条件のいいところを選ぶ。

面倒だけど、

こういうところにお金の知識が出ると思う。


そして俺が嫌いなのが「残価設定」

これは完全に俺個人の考え。

金融の仕事をしてきた人間として、

俺は残価設定ローンが好きじゃない。

月々の支払いは安く見える。

でも、

車そのものが安くなったわけじゃない。

最後に残価が残っているだけ。

もちろん残価設定が合う人もいる。

だから全員に「絶対ダメ」と言うつもりはない。

でも俺は、

「月々払えるから、この車が買える」

という考え方にはしたくない。

息子は今回、

自己資金+通常のマイカーローン

を選んだ。

ここは元金融マンの父親として、

かなり安心したところだった。


俺から言ったのは「保険も見とけよ」

ただ、一つだけ息子には言った。

「車両保険まで入れた保険料、ちゃんと見積もっておいた方がいいぞ」

ランクルFJクラスになると、

ローンだけ見ていたらダメ。

車両価格が上がれば、

任意保険、とくに車両保険の負担も気になる。

さらに、

税金
ガソリン
車検
タイヤ
整備

もある。

だから、

「ローンが払える」=「その車を維持できる」
ではない。

全部払ったあとに、

生活できるか。

貯金もできるか。

そこまで見て初めて、

「この車は買える」

だと思っている。


21歳で460万円。俺は止めなかった

もちろん安い買い物じゃない。

俺が21歳の頃を考えれば、

460万円の車か……

とは思う(笑)。

でも、

「若いんだから安い車にしろ」

とは思わなかった。

欲しかった車。

リセールも期待できる。

自己資金も入れる。

金利の低い金融機関を自分で探した。

給与振込まで変更した。

自分の信用でローン審査も通った。

残価設定ではなく通常ローン。

あとは保険や維持費まで見て、

それでも本人が「払える」と判断するなら、
俺が止める理由はない。

親サポも、少しずつ変わっていく

子どもが小さい頃は、

親が決めることがたくさんあった。

でも21歳になって、

働いて、

自分のお金で460万円の車を買おうとしている。

もう、

親が決めてあげる年齢じゃない。

だから今回、俺がしたのは、

「買うな」と言うことでもない。

お金を出してあげることでもない。

自分が金融の仕事をしてきた経験から、

金利は見たか?

保険はいくらになる?

維持費まで考えてるか?

と、

本人が見落としていそうなところを伝えただけ。

最後に決めるのは本人。

これからの親サポって、
こういうことなのかもしれない。

子どもの人生を親が決めるんじゃない。

子どもが自分で決められるように、

親が持っている経験を、少しだけ渡す。

ランクルFJを買ったこと以上に、

自分で調べて、

自分で借りて、

自分で払おうとしている。

親としては、

そっちの方が、ちょっと嬉しかった。
社会人になった子どもが
大きな買い物をするとき。

親はどこまで口を出しますか?