この前、子どもの中学校で履く靴を買おうと思って探していた。
うちの学校では、靴の色に決まりがある。
黒一色、白一色じゃなくてもいい。
黒と白が一緒に入っている靴なら大丈夫。
だから、ものすごく厳しい校則というわけでもない。
でも実際に靴を探してみると、
今のスニーカーって、黒や白をベースにしていても、
ロゴに青が入っていたり、
グレーが入っていたり、
ちょっとした差し色が入っていたりする。
「これいいじゃん」
と思ったら、
となる。
そこで、ふと思った。
靴の色を決める理由って何だろう
別に学校を批判したいわけじゃない。
校則があるなら、子どもには守らせる。
だからこそ、
「なぜ、このルールが必要なんだろう?」
と考えてみた。
学校側の理由を想像すれば、
生徒同士の格差を防ぐため
学校として統一感を持たせるため
生活指導をしやすくするため
このあたりなのかなと思う。
言いたいことは分からなくもない。
でも、考えれば考えるほど疑問が出てくる。
黒い高い靴はOK。でも安いグレーの靴はダメ?
例えば、格差をなくすためだとする。
でも黒や白のスニーカーにも、安いものから高いブランドのものまである。
もしこんなことになるなら、
色を指定することで経済的な格差をなくすという説明にはならないと思う。
じゃあ「華美にならないため」なのか。
それも、
そこに青いラインが少し入ったら何が変わるんだろう?
と思ってしまう。
青が入った瞬間に勉強に集中できなくなるわけでもない。
グレーの靴を履いたら、学校の風紀が乱れるとも思えない。
俺には、その違いをうまく説明できない。
一番困るのは、実際に買う親
校則を見るだけなら、
「黒か白」
たったこれだけの話。
でも実際に靴を買う側になると違う。
成長期の子どもの靴なら、
サイズはあるか。
履きやすいか。
運動しやすいか。
値段は手頃か。
本人が気に入るか。
本当は、こういうところから選びたい。
ところが最後に、
で候補から外れる。
派手な靴を履かせたいわけじゃない。
普通に店で売っている、普通のスニーカーを選びたいだけ。
それなのに、
靴として一番大事な「足に合うか」より、色が先に来てしまう。
これはちょっと違うんじゃないかなと思う。
実際、校則を変えている学校もある
気になったので調べてみた。
すると、同じような問題から靴の校則を見直している中学校が実際にある。
白一色だったものを黒もOKにした学校。
白・黒を基調にして、ロゴやラインは認めるようにした学校。
さらに白・黒だけでなく、
紺やグレーまで認めるようにした学校もある。
そして見直した理由の中には、
というものまであった。
まさに今回、俺が靴を探していて感じたことだった。
文部科学省も、校則については社会の変化や生徒の実情などを踏まえて見直していくことが重要としている。
だったら、
昔からあるルールだから残すのではなく、今の時代に本当に必要なのかを考えてもいいんじゃないか。
「多様性を大切に」と言う時代なのに
そして一番引っかかったのが、ここ。
今の子どもたちは、
個性を大切にしよう。
多様性を認めよう。
と教えられている。
俺も、それはいいことだと思う。
でも一方で、
となる。
もちろん、
「何を履いても自由にしろ」
と言いたいわけじゃない。
学校生活や体育で使うなら、安全に運動できる靴であることは必要。
極端に華美なものを禁止するのも理解できる。
だったら、
多少の差し色は可」
くらいではダメなんだろうか。
それで学校生活に何か問題が起きるのなら、
その理由を教えてほしい。
校則だから、ではなく「なぜ?」を説明してほしい
俺は校則そのものをなくせとは思っていない。
集団生活だから、ある程度のルールは必要だと思う。
そしてルールがある以上、子どもには基本的に守らせたい。
だからこそ、
もし子どもから、
と聞かれたとき、
大人の答えが、
だけなら、
そのルールは一度考え直してもいいんじゃないだろうか。
「人と違っていい」と教える。
「多様性を大切に」と教える。
でも靴に少し違う色が入ったらダメ。
親としては、やっぱりちょっと不思議に感じる。
こういう小さなところから始めるものじゃないのかな。
「靴の色指定」、必要だと思いますか?