「大企業はわずか0.3%。地方の中学生が知るべき進路」 | AIと親父とバスケのブログ

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日本にある企業のうち
大企業は約0.3%
約1,000社あって、わずか3社ほど。

この数字を見て、どう思うだろう。

日本企業の99.7%は中小企業

企業数で見れば、大企業は本当に一握りしかない。

でも子どもの就職を考えたとき、

「できれば大きな会社に」

と思う親は少なくないと思う。

給料だけじゃない。

福利厚生。
休日。
退職金。
教育制度。
会社の安定性。

もちろん大企業なら全部いい、中小企業ならダメという話ではない。

ただ、選択肢として大企業を狙える道があるなら、知っておいて損はない。

地方の中学生は、
15歳の時点でその道を知っているだろうか。

地方では「とりあえず普通科」が多い

地方に住んでいると、

中学校を卒業したら地元の普通科高校。

そして高校3年生になったら大学を考える。

俺の周りを見ても、このルートは多い。

中学校

地元普通科

大学

就職

もちろん、この進路が悪いわけじゃない。

大学へ行かなければできない仕事もある。

大学で勉強したいものがあるなら、それでいい。

俺が気になるのは、

「みんな行くから普通科」
「普通科だから、とりあえず大学」

という進路の決め方。

地方の普通科から大企業を目指すなら、その先に大学受験という次の勝負がある。

大学へ入れば大企業に入れるわけでもない。

だったら中学生のうちに、

大学を経由しない道も知っておいていい。


実は「高卒から大企業」という道がある

俺自身、子どもの進路を考えるまで知らなかった。

高校卒業後に大企業へ入る方法は、一つじゃない。

① 企業内学校・企業系の学校
② 高専
③ 工業高校
④ 商業・情報系高校
⑤ 普通科 → 大学

今回は特定の学校名は出さない。

地域によって事情も違うし、学校によって来ている求人も全然違う。

でも、

「こんな道がある」

ということだけでも、中学生の親には知ってほしい。


① 企業内学校・企業系の学校

これは俺も最初は知らなかった。

大手企業の中には、自社で若い人材を育てる学校を持っているところがある。

学校によって制度は違うが、

大企業への就職との結びつきが非常に強い。

中学を卒業して、技術や技能を学ぶ。

中には、学びながら手当などを受けられる制度を持つところまである。

普通科から大学へ行って、22歳でその企業を受ける。

そんなルートとは全く違う。

15歳の時点から企業につながる道が存在する。


② 高専という5年間

高専は高校とは少し違う。

中学卒業後
5年間
専門的な教育を受ける

メーカー、インフラ、ITなど、技術系企業への就職に強い。

20歳前後で専門技術を持って社会へ出られる。

ただ、入ることだけを考えてはいけない。

専門的な勉強が続く。

数学などのレベルも高い。

だから、

「入れるか」だけじゃなく「5年間ついていけるか」

ここまで考えて選ぶ必要があると思う。


③ 工業高校は「どこでも同じ」じゃない

工業高校は就職に強い。

文部科学省の調査では、2026年3月卒業者の工業高校の就職希望者に対する就職率は、

工業高校・就職希望者の就職率
99.5%

ただし、ここは勘違いしてはいけない。

99.5%が大企業に入るという意味ではない。

重要なのは、

その高校に、どんな企業から求人が来ているのか。

これ。

大手メーカーやインフラ企業が多い地域では、高卒採用の求人が集まる工業高校もある。

逆に同じ工業高校でも、地域や学校によって就職先は違う。

だから偏差値だけを見るんじゃなく、

「過去3年間、どこに就職しているか」

俺ならここを見る。


④ 商業・情報系という道もある

製造業だけが就職ではない。

商業や情報系なら、

IT。
金融。
事務。
情報処理。

こうした分野につながる。

ただし、ここも工業高校と同じ。

学校名だけでは分からない。

実際の就職先を見る。

これが一番早い。


⑤ 普通科 → 大学という7年間

普通科から4年制大学へ進む場合、

高校
3年間
大学
4年間

合計7年間

中学卒業から考えれば、22歳前後で社会人になる。

これが悪いわけではない。

その4年間で専門知識を身につけたり、資格を取ったり、大学でしかできない経験もある。

ただし、当然お金もかかる。

国立大学でも、標準額で計算すれば授業料と入学料だけで4年間、

約243万円

私立ならもっと大きくなる場合がある。

さらに地方から県外へ出れば、

家賃。
食費。
光熱費。
交通費。

これも必要になる。

大学進学は、

「とりあえず行く」には、
時間もお金も大きすぎる選択だと思う。

18歳で働く人と、大学へ行く人

ここで面白い数字がある。

高校卒業後、18歳から正社員として働いたとする。

厚生労働省の賃金統計を基に単純計算すると、

18歳から22歳までの4年間
所定内給与だけでも
約1,100万円
※賞与・残業代を含まない単純試算

22歳になったとき、

大学へ進んだ同級生は、これから社会人1年目。

高卒で働いた同級生は、

すでに社会人5年目に入る。

4年間の実務経験がある。

そして、その間に給料も受け取っている。

一方、大学へ進んだ人は、その4年間を将来への教育投資に使っている。

だから単純に、

「1,100万円稼ぐから高卒の勝ち」

という話ではない。

でも、

18歳から22歳までの4年間には、
これだけ大きな違いがある。

これは中学生の進路を考えるとき、知っておいていい数字だと思う。


じゃあ高卒の方が得なのか?

ここで終わると、高卒を勧める記事になってしまう。

そういう話ではない。

平均で見れば、大卒の方が生涯賃金は高い傾向がある。

つまり大学4年間は、

将来の収入を上げるための投資

とも考えられる。

だから大学へ行く意味は当然ある。

でも、ここで俺がもう一つ気になったのが、

「高卒か大卒か」だけで
比べていいのか?

ということ。


「大企業高卒」と「中小企業大卒」

ここが一番面白い。

学歴だけを見れば、

高卒 < 大卒

というイメージを持つ人もいると思う。

でも就職後の人生は、

学歴だけでは決まらない。

どの業界に入るか。

どの会社に入るか。

企業規模はどうか。

福利厚生はどうか。

昇給はどうか。

退職金はどうか。

ここまで含めて初めて比較できる。

例えば…
A君
工業高校 → 18歳で大企業へ
VS
B君
普通科 → 大学 → 22歳で中小企業へ

どちらが「成功」なのか。

これはもう、

「大卒だからB君」

なんて簡単な話ではないと思う。

A君は22歳の時点ですでに4年間働いている。

大企業の福利厚生を受け、経験を積み、給料を受け取ってきた。

B君には大学で得た知識や経験があり、今後大きく収入が伸びる可能性もある。

どちらにもメリットがある。

だからこそ、

「大学へ行ったか」より、
「その進路の先に何があるのか」

ここを見る必要があるんじゃないかと思う。


親が見るべきなのは偏差値だけじゃない

中学生の進路相談になると、

「偏差値はいくつ?」
「どこの高校なら受かる?」
「普通科にする?」

こういう話が中心になりやすい。

でも俺なら、もう一つ見る。

その高校を卒業した子は、
実際にどこへ行っているのか。

進学実績だけじゃない。

就職実績も見る。

どんな企業から求人が来ているのか。

何人くらい大手へ行っているのか。

どんな資格が取れるのか。

その先に大学という選択肢も残っているのか。

ここまで見てから高校を選んでも遅くない。


大企業は企業数で見ると
わずか0.3%

それでも、

15歳から大企業につながる
進路は存在する。

企業系の学校。

高専。

大手企業から求人が来る工業高校。

商業・情報系。

そして普通科から大学へ行く道。

どれが正解かなんて、俺には分からない。

子どもによって違う。

やりたい仕事によっても違う。

ただ一つ思う。

知らなければ、
選ぶことすらできない。

親が進路を決める必要はない。

でも、

「こんな道もあるぞ」

と見せることはできる。

あとは本人が選べばいい。

そして選びたい道が見つかったときに、

「成績が足りないから選べない」

とならないように、今は勉強しておく。

前にも書いたけど、結局ここに戻ってくる。

高校選びの時点で、
もう将来の差は始まっている。
その差は、偏差値だけの差じゃない。
あなたが中学3年生だったとき、

大学へ行かなくても
大企業を目指せる道があることを、
知っていましたか?