息子引退。親も引退。
12年。
長かったようで短かった。
長男が小学5年生でバスケを始めた。
気付けば22歳。
長女もバスケをやった。
そして次男も。
気付けば我が家の週末は、ずっと体育館だった。
朝早く起きて。
送迎して。
練習試合へ行って。
大会を見て。
勝って喜んで。
負けて悔しがる。
そんな生活が当たり前だった。
今回、次男の最後の中体連。
5チーム総当たり。
1位だけ県大会。
最後は5点差負け。
息子は20得点。
試合終了のブザーが鳴った瞬間、泣いていた。
やっぱり悔しかったんだと思う。
あと少しだったから。
本当にあと少しだったから。
でも帰り際、息子は言った。
「悔いはない」
その言葉を聞いて、少し救われた。
正直、親の方が引きずっている。
もっとできたんじゃないか。
もっと違うやり方もあったんじゃないか。
色々考えてしまう。
でも本人がそう言うなら、それが答えなんだろう。
そして一番嬉しかったのは、試合後だった。
息子にたくさんの人が声を掛けてくれたらしい。
保護者。
関係者。
昔から見てくれていた人。
同級生。
後輩。
親が褒めるのは当たり前。
でもギャラリーは違う。
外から見ている人は意外と正直だ。
だから嬉しかった。
結果だけじゃなく、3年間を見てくれていた気がした。
振り返ると、子供たちが青春していたんだけど、実は自分も青春を疑似体験させてもらっていた。
大事な試合の前日は落ち着かない。
勝てば嬉しい。
負ければ悔しい。
自分がコートに立つわけでもないのに、気持ちだけは一緒に戦っていた。
46歳になって、もう一度青春を体験できるなんて思っていなかった。
だから今回終わったのは、次男の中学バスケだけじゃない。
長男から続いた12年間のバスケ親生活にも一区切りがついた。
息子引退。
親も引退。
そんな気持ちだ。
今やっている子も。
これから始める子も。
そして保護者の皆さんも。
大変なことはたくさんある。
お金もかかる。
時間も使う。
悩むこともある。
でも終わってみると、本当にあっという間。
だから楽しんでほしい。
今しかない時間を。
思い切り楽しんでほしい。
その時間は、思っている以上に貴重だから。
皆さんは、子供の部活が終わった時、何が一番心に残りましたか?