大学生になってからの「お金の失敗」は、
実はクレジットカード選びから始まることが多い。
浪費の話でも、借金の話でもない。
「お金がどう動いているかを、本人が把握できていない」ことが一番の原因だ。
前提|お金はすべて「1つの口座」で見える化
今回の前提はシンプル。
- 奨学金 → 本人口座
- バイト代 → 同じ口座
- 支出 → その口座からすべて出る
具体的には、
- ガソリン代
- スマホ代
- 後期の授業料
をすべて同じ口座から支払う設計にする。
ここまで揃って初めて、
「収入」と「生活コスト」が同じ画面で見える。
なぜクレジットカードが重要なのか
クレジットカードは「得するための道具」ではない。
支出を整理するための道具だ。
特に大学生の場合、
- 現金だと使った感覚が残らない
- 引き落とし口座と支出が結びつかない
- 何にいくら使っているか分からなくなる
という状態になりやすい。
だからこそ、
「用途別にカードを分ける」だけで管理が一気に楽になる。
カードは2枚まで|役割をはっきり分ける
| 用途 | カードの役割 | 狙い |
|---|---|---|
| ガソリン | ガソリン系カード | 値引き・即効性 |
| スマホ代 | 汎用カード | 固定費の可視化 |
ガソリンは単価が高く、使用頻度も多い。
ポイントより「1Lあたり何円引き」の方が効く。
一方、スマホ代は毎月固定。
ここは還元率より「毎月必ず支払われる支出」として見えることが大事。
5月から本人管理に切り替える理由
4月は例外。
入学・環境変化・手続きで頭がいっぱいになる。
前期授業料を払い終え、生活が落ち着く5月から、
- ガソリン代
- スマホ代
を本人管理に切り替える。
ここで初めて、
「動けばお金が減る」
「使い方で月の残りが変わる」
という感覚がつながる。
これは節約教育ではない
この仕組みの目的は、
節約させることでも、我慢させることでもない。
目的はただ一つ。
「生活を数字で考えられるようになること」
奨学金も、バイト代も、
同じ口座に入り、同じ支出で減っていく。
足りなければ、理由がある。
余れば、工夫があったというだけ。
親が口出ししなくても、
数字が勝手に教えてくれる。
問い
大学生にとって本当に必要なのは、
「どのカードが一番得か」ではなく、
「自分の生活はいくらで回っているのかを理解すること」
ではないだろうか。