受験というと、どうしても「試験当日」や「合否」ばかりに目が向く。
でも現実には、本当に家計が動き出すのは合格してからだ。
ここでは、
受験 → 合格 → 入学 → 在学4年間まで、
お金がいつ・どの順番で動くのかを時系列で並べてみる。
① 受験期(〜1月・2月)|まだ序盤
| 項目 | 目安金額 | ポイント |
|---|---|---|
| 受験料 | 5〜15万円 | 私立併願数で大きく変動 |
| 交通費・宿泊費 | 0〜10万円 | 地方受験ほど増えやすい |
| 模試・直前対策 | 0〜数万円 | 家庭差が出やすい |
この時点ではまだ、
「受験って、こんなものか」という感覚の家庭も多い。
② 合格発表直後(2〜3月)|一気に来る
| 項目 | 目安金額 | 注意点 |
|---|---|---|
| 入学金 | 28〜30万円 | 原則返らない |
| 前期授業料 | 25〜45万円 | 短期間で納付期限 |
| 併願校入学金 | 0〜30万円 | 保険として必要な場合あり |
※ この時点では、奨学金はまだ入らないケースがほとんど
合格の安心と同時に、
家計のピーク負担が一気に来る。
③ 入学準備(3月)|生活の立ち上げ
| 項目 | 自宅通学 | 自宅外通学 |
|---|---|---|
| PC・教材 | 5〜15万円 | 5〜15万円 |
| 住居初期費用 | 0 | 20〜40万円 |
| 家具・家電 | 0 | 5〜15万円 |
ここで初めて、
「進学先」より「通学形態」で差が出ることがはっきりする。
④ 入学直後(4月)|細かく効く
- 通学定期
- 学生保険・後援会費
- 教科書の追加購入
- サークル・部活初期費用
一つひとつは小さく見えるが、
逃げられない出費が続く。
この頃から、
奨学金が月単位で入り始める家庭もある。
⑤ 在学中(1〜4年)|じわじわ続く
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 授業料(国公立) | 年 約54万円 |
| 生活費(自宅外) | 月 約7万円前後 |
| 奨学金(貸与例) | 月 5〜8万円 |
この段階になると、
奨学金は「助け」であると同時に、
将来返すお金として存在感を持ち始める。
⑥ タイムラインで見ると分かること
- 一番きついのは「合格直後」
- 在学中は「月次で効く」
- 奨学金は万能ではない
受験はゴールではなかった。
お金の流れが本格的に動き出すスタートだった。
このタイムラインを見た上で、
どこまでを家庭で支え、どこから制度に任せるのか。
それを考えること自体が、
いまの進学では避けて通れない。