バッシーの「目指せ、本100冊読破!」 -7ページ目

<10冊目> 「企業参謀」

とうとう、10冊目まで到達しました!


1年で100冊、という目標に対しての進捗からすると
まだまだペースは遅れ気味・・・。


しかし、去年は1年で本を10冊も読んでいないのですから
本当に「決意する」というのは、大事な事なんですね。


という訳で、記念すべき10冊目ですが
実は初めから、大前研一さんの「企業参謀」に
しようと決めていました。


この本は、前の職場(企画)の時に読んだ本です。
その時の上司から勧められたのですが
今でも私の「座右の書」とも言うべき1冊です。


去年から広報になりましたが、改めてこれを読み
初心に帰ろう、なんてカッコイイ事を考えながら読みました。


特に自分なりに印象に残っているのは下記3点です。
やっぱり、読み返してみて良かったな、と実感しました。


①組織には「戦略的問題解決者」(=参謀)のグループが必要。
 これは、組織が直面する問題(=課題)を的確に捉え
 そして、いかに解決していくかという事に対する専門家である。
 つまり、組織の最高意思決定者のための真の戦略参謀である。


②上記の「戦略的思考グループ」は、組織の中にありつつも
 外部にあるような、極めて強い客観性と独立性を維持しなくはならない。
 また、単に「スタッフ」としてでなく、意思決定により企業の運命を
 左右する「トップ」と同じ気概を持ち、その企業体の頭脳中枢として
 戦略的行動方針を策定し、「ライン」での確実な実行へと導かねばならない。


③「参謀五戒」
  Ⅰ.参謀たるもの、「イフ」という言葉に対する恐怖を捨てよ
  Ⅱ.参謀たるもの、完全主義を捨てよ
  Ⅲ.参謀たるもの、KFS(Key factors for success)に徹底的に挑戦せよ
  Ⅳ.参謀たるもの、決して制約条件に制約されてはならない
  Ⅴ.参謀たるもの、記憶に頼らず常に分析をせよ



・・・先月末から始めた、このブログもようやく10冊目まで来ました。
ヨチヨチ歩きではありますが、ようやく勝手も分ってきたので
今後は皆様の所へご挨拶にでも回ろうかな、と思ってます。


特に、「1年で本100冊」 挑戦中の方や、達成した方。それ以外にも
趣味が似ている方のブログに、突然お邪魔すると思いますが
その際はよろしくお願いします!

<9冊目> 「インテリジェンス・武器無き戦争」

広報という仕事を担当して以来
「情報」というものの価値を、再認識しています。


そんな折、昔、確か落合信彦さんの本に書いてあった
「インテリジェンス」という言葉を思い出しました。


「単なる情報はインフォメーションでしかなく
 そこに人間の知性が加わったものがインテリジェンスである」

確か、そんな意味の事を書かれていたと思います。


そのような事が、頭の片隅にある時に
本屋をプラプラしていたら、出会ったのがこの本でした。


まさに、私が求めていた事が
ズバリ書かれていて、夢中になって読みました。


内容で私の印象に特に残ったのは、下記3ポイントです。


 ①「インテリジェンス」とは国家の命運を担う政治指導者が
  舵を定めるための羅針盤である。
  そのためには、単なる「インフォメーション」を精査し
  裏を取り、更に周到な分析を加えなくてはならない。
  それが無ければ、「情報としての生命力」が宿っていないからである。


 ②「インテリジェンス」を日本語に翻訳するなら
  意味として一番近いのは、戦前の旧陸軍参謀本部が
  使っていた「秘密戦」という表現である。
  当時のその「秘密戦」は4つの分野に分かれていた。
   Ⅰ.諜報 Ⅱ.防諜 Ⅲ.宣伝 Ⅳ.謀略(=広報)


 ③謀略で一番うまいやり方は、相手に全体像を組み立てさせる事。
  なぜなら、人間は、自分で組み立てたものは可愛がるからである。
  また当時は「秘密戦」に関する教育や訓練を目的としていた
  旧陸軍の教育機関「陸軍中野学校」というものがあった。


今年になって読んだ「孫子」や「戦争広告代理店」
さらには、世耕引成議員や、プラップジャパン代表の本を通じて
本当にボンヤリですが、これから広報マンとして
進むべき方向性が、なんとなく見えてきた気がします。


やはり、読書は良いですね。

何で入社以来ほとんど読まなかったんだろう。。。

さあ、今年こそは、100冊読破に向けて頑張るぞ~!

<7-8冊目> 「嫌われ松子の一生 (上・下)」

ひさびさ、小説を読みました。


フジテレビのドラマ「のだめカンタービレ」で
主人公の出身地として一躍脚光を浴びた、福岡県大川市。


この「嫌われ松子の一生」の主人公・松子も
同じ、大川市出身です。(ちなみに、この本の作者もです)


親しい人が、ここ出身で、私も何度も行った事があり
とても興味深く読みました。


しかし・・・内容は、、、重かった。。。


「一片の救いも無い人生」とは、こういう事なのか・・・
というのが、率直な感想です。


そのあまりのショックに、呆然としてしまった後に

何故そうなってしまったのか、を考えていく内に

実は、松子は「<真面目>で<純粋>で<一生懸命>だっただけ」

なのでは? と思い始めました。


それら3つの事は、本来、人として素晴らしい事のはずです。


なのに、それが3つも重なっているにも関わらず
幸せに繋がらず、不幸に突き進んでいってしまいました。


でも、このような事は、自分の身に絶対起こらないという

保証は、全くありません。


もし万が一、そういう状態になってしまったら

そこから最悪の事態へ行かない為にも

残念ながら、松子には少々足りなかった
「客観的な視点からの冷静な状況判断能力」を
もっと、私自身、身に付けていくべきだな、と改めて痛感しました。



夜更かしを通り越し、もう朝になってしまい

少々、脈絡がなくなってきたので、今日はこの辺で。