<3冊目> 「PR会社の時代」
3冊目は、自民党の広報戦略をプロデュースした、と噂される
日本の3大PR会社のひとつ、プラップジャパンの
代表取締役社長・矢島尚さんが書いた本です。
2冊目の、世耕さんの本と続けて読んでみることにより
広報戦略の表と裏を見るようで、なかなか興味深かったです。
その中で、私の特に印象に残ったのは、下記3点です。
①効果的なPR戦略とは
Ⅰ.各種リサーチで現状を正確に把握し
Ⅱ.それらのニーズに即したメッセージを作り出し
Ⅲ.それを様々なノウハウを駆使し伝えていく事である
②「客観性の高い情報は信頼される」という事実の例え
ラーメン屋の店主が「うちは美味しい」と言うより
テレビレポーターが「ここは美味しい」という方が
一般大衆は信用する。
③ナチスの宣伝広報戦略について
ナチスの宣伝相・ゲッペルスは、宣伝や広報にあたり
メッセージは極力シンプルにし、娯楽の要素を交えながら
繰り返し発信するようにしていた。
しかも発信する素材のバックには、熱狂する民衆の映像を使用して。
それを通じ「みんながそう思うなら、そうに違いない!」という
人間の心理を、巧みにプロパガンダに利用していた。
次は、本場アメリカのPR会社を書いた本を読んでみるつもりです!
<2冊目> 「プロフェッショナル広報戦略」
ようやくブログにも慣れてきました。
さて、2冊目ですが、NTTの広報マンから政界入りし
小泉劇場の演出家、とも言われた
総理大臣補佐官(広報担当)世耕弘成さんの本です。
広報マンとしての大先輩でもあり
非常に興味を持って読みました。
わかりやすい簡単な文章で、中身も
かなり噛み砕いてあり、読みやすかったです。
しかし、その分、世耕さんがアメリカ留学で学ばれた
「科学的な企業広報理論」の部分も、まとめられてしまっており
もっと詳しく知りたかったな~。(一番興味ある部分だったので)
とは言いつつも、特に私の頭に残ったのは下記3点です。
①広報には「組織と社会」また忘れがちだが「組織内」の
コミュニケーションを図る、という2つのミッションがある
②広報マンは、身体半分が会社の外に出ていなくてはならない
③メッセージは正確に、わかりやすく、効果的に伝えるべし
特に、②は日常業務の中で、自分自身でも忘れがちな事なので
肝に命じたいと思います。
<1冊目> 「孫子」
早速、既に読んだ4冊の感想を書いていきます。
2007年、最初の1冊は「孫子」です。
ビジネス書としても、読まれているという事で
以前から、気になっていました。
さて、感想ですが
①2500年以上も前に、このような体系的な
戦争マニュアルが出来ていた事が、まず驚き。
②特に、私がスゴイと思ったのは、戦略面において
「情報」の重要性。つまり、諜報活動を重視せよ!
と指摘している点。
③これら過去からの、偉大なノウハウを全く知らずに
何かを一から考えることは、効率が悪いなーと感じました。
つまり、「もっと、本を読まなきゃ」って事かな。。。
という訳で、今年こそは 「1年で100冊」 頑張るぞー!