<6冊目> 超手帳法
突然ですが手帳の話です。
去年の4月より、長年使っていた「ファイロファックス」から
「超整理手帳」に変えました。
カバーは、昔から好きな「ホワイトハウスコックス」の
革カバーです。(色はアンティークニュートン)
今回読んだ6冊目は、この「超整理手帳」の考案者である
経済学者・野口悠紀夫さんの、手帳に関するノウハウが
ギュッと詰まった1冊です。
今回は、本の紹介というよりも、少々脱線して手帳の話を・・・
【超整理手帳が便利な点】
「8週間のスケジュールをひと目で確認できる」
最初は、使いづらいのかなあ、と心配していた
ジャバラ式のスケジュール・シートでしたが
いざ、使用し始めると、本当に便利です。
何が便利かというと、先々の予定が見渡せる上に
そこまでの日数が、感覚的に把握できる点です。
うまく表現できませんが、デジタルとアナログの時計での
時間の把握しやすさの差、に似ている感じです。
これの更なるメリットは、いつまでに何をすべきで
また、そこから逆算して、今何をすべきかという事まで
感覚的に掴めた上に、自然と段取りが組めてしまう所です。
はっきり言って、かなり気に入ってます。
広報で、超整理手帳を使っている方、いませんか?
<5冊目> 「戦争広告代理店」
5冊目です。
海外のPR会社の実態を知りたくて読みました。
結論から言うと、非常に面白く、とても参考になりました。
ボスニア紛争における、アメリカのPR会社の活動が
ドラマティックに描写されているだけでなく
その中身が、分かりやすく解説されているからです。
①「情報やPRは、目に見えないが、時に実弾よりも
恐ろしい力を発揮する武器になる」 という事が
この本を読んでいて、本当に説得力を持って伝わってきます。
②なかでも、「情報の拡大再生産」という
自らの陣営にとって有利な報道を、巧みに編集し
他のメディアに、更に取り上げられるようにしていく
緻密な仕組みが、非常に参考になりました。
③もう一つ、印象に残ったのは
効果的な世論操作の為には、「メッセージのマーケティング」
が必要であり、それには、以下の3つの要素が重要だという点。
1. 効果的なキャッチコピー
2. 衝撃的な写真
3. 印象的な演説
読み終わった後、また、もう一度読みたくなるほど
私にとっては、インパクトのある一冊でした。
<4冊目> 「風の歌を聴け」
さて、4冊目です。
これまでは、仕事関連の本ばかり読んできましたが
ここらで小説を、と思いこれを読みました。
実は、この本は高校の時に初めて読んでから
今回で4回目位になります。
この本の影響で、ビールを飲むことに憧れ
そして大好きになったのも、今では懐かしい思い出です。
今回改めて、読み返してみて思ったのは・・・
①非常に淡々とした文章であるが故に
読むたびに新鮮で、何か新しい事が発見できます。
(年をとって、感じ方が変わってきてるからかな)
ともあれ、今後も人生の節目ごとに読んでみたいと思う本です。
②そんな訳で、今回読んでみたら、いつの間にか
主人公よりも年上になってしまっていました。
次は、バーテンダーのジェイの年の頃に読んでみようかな。
③今回、特に心に残った部分は、これです。
「惜しまずに与えるものは、常に与えられるものである」
今の仕事で、まさに実感している部分です。
何回も同じ本を読んでると、今まで気付かなかった
こんな新しい発見が出来るのも、良いですね。
それでは、また。