年間最高試合、でしょ | basser-t-0407さんのブログ

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他になあぁ~んにもする事がない時、お立ち寄りください。

こんばんは。


連休最終日、買い替えたリビングのエアコンについて、工事の見積もりの業者の人が朝イチ(9:30)で来んしゃったため、ドタバタした者です。


まぁ、電器店へ買いに行ったのが4日で、6日を逃すとずっと先になってしまう(16日予定の工事も先へずれる)ため、否応なしではあったのですが。

なんせ今のリビングのエアコン、2007年製!よくぞ火も吹かず来たもんだ。減価償却どころでない(爆笑)。あ、他の部屋の現在のエアコンはみな買って4〜5年です。なぜかリビングのだけイカれることなく稼働し続けて来たのであります。

さすがにケチ…いや締まりやのカミさんも「これは交換しないと、ヤバいのでは」と何年か前から言ってはいたので。




え〜、ボクシングです。

大橋ジムと帝拳プロモーションによる、世界戦4試合東京ドーム興行

東京ドームでのボクシングはタイソンーダグラス戦以来の34年振り。あれは統一ヘビー級戦だからハコとして当然だったけど、今回のメインはSバンタム級の井上尚弥。大したもんです。ここまできたか、と。


かつて白井義男の全ての世界戦、米倉健司や高山一夫の世界挑戦は、当時の後楽園球場に特設リングを設けての興行だったという。その頃の世界タイトルの価値が分かる。

しかし「時代が違う」今、井上尚弥という「モンスター」の出現がなければ、今回のこのイベントは成立し得なかった。素直に敬服いたします。


Amazonプライム会員のオイラ、ちみっちゃいiPhoneで中継を観ました。


WBAフライ級。ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)ー3位桑原拓(大橋)。

阿久井は安定してましたね。落ち着いて相手を追い、前へ出てコンパクトなパンチを決めていた。

桑原は最初から最後まで下がり過ぎ。追う足と下がる足では疲労度も違うし、ブロウの効果もね…。3年振りのリベンジマッチは返り討ちとなりました。


WBAバンタム級。井上拓真(大橋)ー1位石田匠(井岡)。

石田は1ラウンドにダウンを奪う。しかし詰めることはできず、立ち直った井上にアウトボックスされる。互いに決め手なし。

ヤマの見えちゃう試合となってしまった。判定は妥当。


WBOバンタム級。ジェーソン・モロニー(豪)ー5位武居由樹(大橋)。

モロニーは4年前井上尚弥に負けた後、井上の返上によりバラけたタイトルを獲得。武居は元K-1王者、9戦目でタイトル挑戦。

武居はボディストレートが上手いんだけど、小柄なモロニーのベルトラインが高く、ローブローになりがち。減点されたりしたけど、終盤はレフェリーも気にしなくなってた(笑)。

有効打は武居がいくらか多かったかな、くらいで進んだ12ラウンド、モロニーにパンチをまとめられてダウン寸前。もう1ラウンドあったら倒されてましたね。

まぁ、ルール上ここで試合はおしまいだからどうにもなりません。

ドローでも「あ、そう」となりそうな試合でしたが、思いの外のポイント差で武居が戴冠。

ここまで36ラウンズに付き合わされ、やっとメインだよ〜。

山中慎介との2戦ですっかりヒールとなったルイス・ネリ(メキシコ)。

今回は、4団体統一Sバンタム級王者井上尚弥へ挑戦です。


井上尚弥(大橋)ーWBC1位ルイス・ネリ(メキシコ)。

なんやかや言っても、ネリは危険な相手と思ってました。特に1、2ラウンドは。

緊張して観てましたよ。

開始早々、井上がおっきな右フック。ドームがどっと沸く。さらに右。ネリも大きな左フック。どちらも当たったら試合が終わっちゃうブロウ。スリルが横溢。

そして1分40秒過ぎ、井上が左フックを振ってくっついたところへネリの左フック。ダウン!

プロアマ通じて初というダウンに、しっかりカウントを聞きながら休むあたりは、さすが。

ネリの追撃を躱し、受け一方にもならず手も出して切り抜け、ラウンド終了。落ち着いて見えたけど、セコンドの指示も記憶にないと振り返るほど、エキサイトしていたらしい。

2ラウンド、ネリは一気には出て来なかった。井上にそこまでのダメージはないと判断したのだろう。試合はやや落ち着き、井上の右が当たり始める。

2分過ぎ、前へ出るネリに対し井上が下がりながら小さく合わせた左フックで、今度はネリがダウン。スリップかと思ったが、ネリの足が揃ったところをしっかり打ち抜いていた。これでチェンジ・オブ・ペース。

3、4ラウンド、ネリも前に出るが、距離を掴んだ井上の右がさらに当たり出す。逆にネリの左が当たらなくなる。

5ラウンド終盤、またしてもロープ際、下がりながらの井上の左フック。ネリ、ダウン。フォローの右が入っていたらここで試合は終わってたろう。ネリの顔が腫れてきた。なんとかゴングまで凌ぐ。

6ラウンド、井上は仕留めにかかる。

右が何度もネリを捉え、ダメージが深まる。力なくロープへ後退したところへ、井上の右フックが2発。ネリはまさしく崩れ落ちた。レフェリーはカウント途中でストップ。

井上は統一タイトルの初防衛に成功。6年越しで日本のボクシングファンの溜飲を下げさせた。


まだ5月アタマだけど、今年の年間最高試合、決定でしょう。