またまた「超常現象」特集w | basser-t-0407さんのブログ

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他になあぁ~んにもする事がない時、お立ち寄りください。

こんばんは。


一昨日から来ていたムッスメと孫が昨日帰ってしまい、今日は家の中がやったら静かに感じる者です。


カミさんは掃除や料理や洗濯や孫の相手の疲れでグッタリしております。


てなわけで昨夜イッキ見した「超常現象番組」、突っ込みながら笑い飛ばしましょう。


まずは5月2日(火)テレ東。「本当にあった㊙️衝撃ファイル」、「宇宙人と戦慄事件SP」。

最初の30分ほどのブロックは「再放送」部分でしょ。スタジオゲストが高橋英樹、鈴木紗里奈と藤本美貴になってる。スペシャルと謳いつつやっすい構成(そもそもアメリカ製のコンテンツを買い付け流してるだけなんだけど)。


のっけからハッタリかましてくれますよ。元「プロジェクトブルーブック」の調査員だというBBA登場。

こいつが「極めて信憑性の高い事件」だという、アメリカオハイオ州「コイン大尉ヘリコプター事件」。いつ起こったのか、まず、大事件なら落としちゃいけない発生日時を明示しない(オイラは知らなかったからそれほど有名な事件ではない気もする)。

調べたら1973年である。おいちょっと待てよ!「プロジェクトサイン」(1947〜1949)に続く「プロジェクトブルーブック」の活動期間は1951年から1969年なんである。組織解散から4年後に、このBBAは調査を担当したというのか?どういう立場で?実にいやらしい「権威づけの偽装」である。米軍や米政府の隠蔽や偽装工作を訴える前に、こういうことしちゃいけません(笑)。

この事件で、UFO(この番組含め、日本のこのテの番組ではなべてユーフォーと呼び基本的にエイリアンクラフトの謂いである)に吸い上げられ、計器を狂わされた米軍のヘリコプターは「秘密裏に廃用となり秘密裏にコロンビアへ送られた。そして計器の異常で墜落、4名の搭乗員が死亡するという衝撃的な最期を迎える」、って?

日本で廃車になったクルマが東南アジアや中近東において現役バリバリで走ってるのは、皆さん御存知のとおり。アメリカでお役御免になった軍用ヘリが、内戦が半世紀も続く不安定な国に流れて行っても何の不思議もない。

↑ヘリが落ちた現場の「実際の写真」。どうして件のヘリコプターだと断定しているのか、そしてこれがいつ撮られたのか分からないけど、どう見てもデジタル画像だよね。その鮮明さからもかなり最近のもののようです。かのヘリは1973年に現役だった機体である。相当に古いものなのは間違いないわけで…。

オマケに事件当時の搭乗員の1人はその後悪夢に襲われ、事件の最中幽体離脱をしていたらしい記憶が蘇ったんだと。


2021年、ペンタゴンは収集した過去の膨大なデータの中から未確認飛行現象(UAP、説明不能のもの)を公表するに至った。これって「国防上の脅威になり得るもの」という観点からのカテゴライズであって、「=エイリアンクラフト」じゃないとは思うんだけど、ビリーバーたちを狂喜させましたねー。

そんな中からの次のひとネタが↓の右端の画像。

2004年、カリフォルニア州サンディエゴ沖で演習中の原子力空母ニミッツが遭遇したUFO。当時レーダー係だったという元海軍兵(階級不明)が「証言」。

レーダーでそれを捉えた彼は「戦闘機を向かわせ」「迎撃するよう指示した」のだそうである。米軍の指示系統についてなど全く知らないオイラだけど、いちレーダー係がそんな命令できるの?と素朴に思っちゃう。

そしてこれは何だったのか。明らかになっていない以上、エイリアンクラフトかどうかはともかく「UFO」なのは確かですね。「パイロットの証言」はそれが事実ならかなりぶっ飛んでるけど。

↑その証言に基づくというCG。時速39,000kmで飛行する巨大な繭型物体。

んでもってこれに無理矢理関連付けられ紹介された、2019年ユタ州で撮られた映像↓

山の麓から超高速で手前に飛び去る謎の物体、というんだけど、もっと手前を横切った虫のようにも見える。きちんとした解析はなく、映像の見た目の感想のみにしかず。

↑似てるんだってさ。


次のブロックから、本来の本日のスタジオゲスト登場。

どおぉ〜してまたサリナがいるんじゃろ。ギャラ安いのかな(おっと失礼)。

で、取り上げるのはアメリカニューヨーク州、ハドソン川流域のUFO目撃多発地帯ハドソンバレー、その中でもパインブッシュ(松林?)という小さな町。

3人組の「UFO調査隊」がレポートを始めると、またまた流れる「SWATのテーマ(=川口探検隊のテーマ)」って嫌な予感しかしないぢゃないか。

今回も例によって合間合間にこけ脅しの写真挟むんだけど、これなんかも1950年代のトリック写真だったはずw↓

そして町の「不可思議な事件の体験者」を集めて話を聴くんだが、複数人に聴いているその事件(UFOの目撃譚やらアブダクション体験)がいつ頃起こったものなのかまるで示されない。おいおいっ!

この番組、登場する証言者をナレーションではやたらファーストネームで呼ぶのだが(知り合いかって)、アサ・レノンというおっさんについては「レノン」と氏で呼んでた。なんでだよ(苦笑)。「アサは…」じゃ波瑠の朝ドラになっちゃうからか?

挙句「調査隊」のメンバーのひとり、マークとやらも過去この辺に住んでて、夜寝ているとき宇宙人に鼻の中へ光る棒状のものを突っ込まれたためにひどく出血、医者でそのときに埋め込まれたものを摘出したことがあるんだと。取り出されたものは「何やら赤い塊」、って単に腫瘍だったのでは?分析もしなかったようだけど。その宇宙人は耳鼻咽喉科の医師なのかもしれない。


次に調査隊が向かったのは、「宇宙人に脅かされ続けながら母娘2人が住んでいる」という家。

恐怖に怯えながら暮らしているにしては、ふくよかな母娘である(余計な下世話)。この母娘、もう何年も長いこと「変な宇宙人」「奇妙な宇宙人」に危害を加えられているのだそうである。この言い方だと、どうやら「変でない宇宙人」「奇妙でない宇宙人」も身辺にいるようである。

↑母親の撮ったという宇宙人の写真。おぉっ、典型的なグレイタイプである。素晴らしい!

そして、母娘は現在2人きりなので、おそらくもう亡くなったと思しきこの家の主人が、かつて地下室で聴いたという不思議なその声というのが、「ポータルの中へ」。ん?宇宙人語じゃないのね?

だんだんどうでもよくなって来たが(笑)、怖くて、普段は開かずの間にしていたという地下室へ降りた母娘と調査隊。

するとそこで娘は背中を何者かに突かれ、調査隊の隊長も肩に何かが触れたという。

かつて宇宙人耳鼻咽喉科医師に診察された調査隊員は、足元から身体がチクチクし始め、やがては動けなくなったのだそうで。

地下室にネズミとかはいなかったのか、アレルギー反応の原因となる埃やらカビやらはなかったのか、この「悪魔の棲む家」へのオイラの疑問は尽きまっしぇん。


このハドソンバレーという土地には何やら「鉱石」がたくさん埋蔵されていて、その鉱石が宇宙人の宇宙船の推進力のエネルギー源になるのではないかという説がある、のだそう。「ラピュタ」の飛行石か(爆笑)。


そんな説を唱える人物の1人が、去年(いつから見ての「去年」なのか不明)、キャンプ中に恐ろしい体験をしたという。

↑キャンプ場の夜空に、不思議な発光する飛行物体が現れ、それが真上に来たとき青い光線を浴びせられたというのである(その大事なところはなぜか映像なし)。

翌日、身体中にアザが出来ていて、舌は真っ青で、青い液体を嘔吐したんだと。

話だけで証拠がないから、どこまで事実か分からないのはお約束どおりである。


これらハドソンバレーの怪奇現象の謎が明らかになるまで、調査隊は事件を追い続けるとのことである。チャンチャン!


番組は例によって節操のない抱き合わせで、この後「スペイン警察24時」から「アメリカセレブ一家の妻殺害事件」へとなだれ込んで行くのでありました。その「セレブ…殺人事件」中、犯人の拳銃の試射を、予行習と字幕もナレーション(三石琴乃)もしていたのにイラッとしたのはオイラだけではあるまい。オレたちのセーラームーンに…(以下略)。




さて、翌5月3日(水)、フジ「世界の何だコレ⁈ミステリー」。ホトちゃん&きゃりーのね。あとゲストにますだおかだのうるさい方と峯岸みなみ。


画面撮りの画像で失礼します。

↑中国。撮影年月日不明。霧の中に浮かぶ謎の光。何のこたない高層マンションの窓の灯りだと。濃い霧のせい、といってたけど、それどころじゃない大気の汚れではないのかね。

↑アメリカ。詳細不明。深夜のビル、警備員の巡回中、「ヘルプ!」という声に前後して写っていた「人影」。解析はなし。やったら平面的で異様に小さく(ちっちゃなオジサン?)静止している。映像加工でしょ。

↑アメリカ。詳細不明。ベビーベッドに眠る赤ちゃんの脇を人影らしきものが通り過ぎた後、顔のようなものが浮かび上がる。お得意のシュミラクラである。

翌朝、赤ちゃんの体に何者かに噛みつかれたヒトの歯型が残っていたというが、関係者のそれと照合したのか?フレームアップだとしたら赤ちゃんを傷つけるなんて最低最悪だぞ!

↑2022年12月30日18時頃、兵庫(同時に静岡、京都、宮崎)。恐ろしく迫力ある映像で、実際にそれと知らずに目撃したら誰でもびっくりするんだけど、実は韓国が発射したロケットなのだそうである。彼の国では南の空に向けてロケットを打ち上げるから、日本からはよく見えるのだ、と。打ち上げに失敗した場合、日本領土に落ちてきたりしないのかな?


さて番組のここからは「特集」。高知の寒風山はUFO目撃のメッカだそうで、まずは「小学生の頃アブダクションに遭い、足の親指横に何かを埋め込まれた」と「体験」を話すおいちゃん。最後はコンタクティのように自らのことを言い出して、オイラは「こらアカン!」。

そのエリアで、やはり奇妙な体験をしたと語るアマチュアカメラマンも出てきたが…先の「コンタクティ」同様、どちらかといえば「かわいそうな人」に見えてしまった。

その次は、元民間航空(社名明かさず)のパイロットが語る38年前のUFOとの遭遇(何回か前の既出ネタを詳しい形で再構成)。

この事件は目撃多数で、写真掲載の新聞報道もあったようである。特大級の火球、あるいはその飛んだ方向からすると、去年暮れの騒ぎのように韓国(北朝鮮)のロケットかもしれない、と思ったりするんだけど、いずれにせよ40年近く前。真相は藪の中。

そして次のブロックはネット掲示板(おそらく2ちゃんねる)発信の都市伝説、「稲荷神社での神隠し体験譚」。

掲示板に登場したのは2012年のようである。アッタマ悪そうな芸人が「信じるも信じないも」とか言ってたのはそれより前だったか後だったか。そんなのはどうでもいいけれど、ネットの書き込みをネタにした再現V(CGの紙芝居風アニメ)が元ネタに忠実なのかそうでないのか、構成グダグダで矛盾だらけ。スタッフが頭悪そうに見えちまうぜ。

当時の掲示板上でも、「夢見てたんじゃない?」と突っ込まれていたが、カキコの主は「新聞にも載った事実です」と反駁。

なもんだから、スタッフは掲示板のカキコに出てくる訛りから舞台を宮城県を中心とした東北地方と絞り、国会図書館で新聞を検索(ヒットせず)、同時に絞ったエリアの「稲荷神社」に片っ端から問い合わせるローラー作戦を実行した。さらに「噂を聞いたことがある」という情報提供により、噂が立ったとされる宮城県内のエリアで発行されていた地方紙を、その自治体の図書館保管のマイクロフィルムにより閲覧。かなりチェックを続けたようだがこれもオンエア迄にそれらしき記事は見つからず。「番組スタッフはさらに調査を続けます」でチョン。

この番組は以前にも、「夜更けに知らない駅で降りたら異界に入り込んでしまった」てな都市伝説を取り上げて、実際のところはどうだったのか曖昧に終わってたな(事実なわけないんですが)。

前回取り上げた「山の牧場」の話は、既にその実際の場所が(不法侵入になるとはいえ)ネット上画像や映像で紹介されており、謎なんて何もない、持主が経営を放り出した「廃墟」でしかないことが明らかになっている。しっかりしろ、フジテレビ。


というところで「超常現象番組」特集、今回はここまででございます。

お付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m。