バスボートライフ | マー坊のバスフィッシングライフ

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憧れのバスボートオーナーになって1年半以上経った。
週休2日のサラリーマンがオーナーになって思うバスボートライフについて少し・・

■コスト(28回釣行)
駐艇料:年間約20万(電気代含む)昇降料:3,000円×28=84,000円
ガソリン代:10000円(45ℓ)×10=100,000円 ボート購入費償却:約50万
1回の釣行コスト:約31,600円

償却約50万は売却価格が年50万程下がるのでわとの仮定で算出。
今もし売却したら円安でボート価格が上昇しているので高く売れてもっと少ない金額で済むかも。
一般的なバスボートレンタルは25,000円+ガソリン代と考えると28回釣行してトントン。
レンタル料金って意外に良心的かも。
ただ実際には単独釣行は少なく、同船者に多少コスト負担してもらえるのでもう少しコストは低く抑えられる。
■燃費
船外機は変速が無いのでアイドリング、短距離移動の低速航行、ポイント移動の全開走行しかない。
マイボートは18.6フィート、エンジンは150馬力(4スト2400㏄)なので2ストよりは燃費が良いがそれでもGPSの走行距離から計算すると約1.5km/ℓ(T_T)
私の場合1回の琵琶湖釣行でエンジンの使用時間はだいたい約1時間。
2回に1回は45ℓ給油する必要がある。
ちなみに2ストの場合別途数万円のオイル代が必要らしい。
ガソリンはハイオク仕様。
マリーナでの給油は価格が下落している今でも200円/ℓと高い。
■保険
高速で走行するバスボートはリスキーなので保険は必須。
ちなみに車の自賠責保険にあたる強制保険は存在せず任意保険のみ。
全国漁船保険組合で加入できるプレジャーボート保険が一般的。
価格は船外機の排気量に比例する為、必然的にバスボートは高めになる。
150馬力を境に価格が変わる為、私の場合は多少安く収まるが加害(人・物)+搭乗者保険3,000万円で保険料20,710円。
ま、妥当かな。
無事故だと次年度10%の割引がある。
■船検
6年に1回の定期検査と3年経過時の中間検査が必要。
琵琶湖の場合は大津で船検が受けれるので自分でもできるらしい。
(マリーナに委託も可能、その場合は代行手数料が加算される)
費用は5m以上10m未満(バスボートはほぼこれ)で定期24,300円、中間14,900円
意外に安価。(麻痺してる?)
■税金
実は税金は0円。
このまま課税されない事を祈るのみ。
■エンジンの寿命
エンジンは一般的に2スト500時間、4スト1000時間位らしい。
私の場合で年間30時間だから何事も無ければ30年は使える?。
琵琶湖で見かける事が多いスズキ搭載艇は大概マーク等の海外製2ストエンジンからの載せ替えパターンだと思う。
■船体の寿命
ボートはFRP製の為、破損しなければ20年以上は余裕で使えるらしい。
(実際に湖上では20年物のチャンピオンやスキーターが現役で走ってる)
お金はかかるが補修もできるのでその気になれば一生物かな。
ただ、メーカーによってはデッキが木製なので浸水により腐っていずれ交換が必要。
私のトライトンやレンジャーはオールFRPの為、その心配は無し。
■操船
バスボートの操船にはトリム調整が必須。
走り始めはトリムを一杯まで下げ、プレーニングに入るとスピードに合わせて最適な高さまで上げて調整する。
平水だと問題無いが波立っているとトリムを上げ過ぎると船首を押えられ無くなり船が飛び跳ねてしまう。
また停船時は徐々にトリムを下げておかないと、最後に自分の引き波をかぶってリアデッキが水浸しになってしまう。
ま、すべて慣れだが、レンタルの方でトリムを上げたままエンジンの回転数を上げてしまい、船首が上がったままなかなかプレーニングできないでいる場面を見かける。
波切りは私自身まだ未熟だが出来るだけ直角に走行する事は避け、都度当て舵を入れる必要がある。
琵琶湖は午後荒れる事が多いが、大波に対して直角に走行すると飛び跳ねた際にエンジンの重みで船体を破損する事が考えられるので極力避けたいかな。
大波の中高速走行をしても意外にペラが空中に出る事は無い。
また、船が大きい分、意外とマリーナでの接岸やバックが難しい。
■スピード
18.6フィート、150馬力、平水でMAX100km/h程度。
エンジンのピークは6500rpmだが普段はそこまで回さないので90km/h辺りが常用MAXスピード。
沖島に向かって何も無い湖面を走るなら速いに越した事は無いが、南湖では船が沢山居るので90km/hで走り続ける事自体困難なので必要にして充分。
■良くも悪くもアメリカン
トライトンの場合だが・・
・シートのロゴステッカーが順次剥がれる。
 強力なボンドで貼り付ければ問題ないがバックシートのロゴは剥がれて
 飛んで行ってしまった。
・各ネジ類がUS規格で通常手に入るネジでは代用できない。
 大型DIYショップで入手できるが気付かないとネジをなめてしまうので要注意。
・配線処理がかなりアバウト。
 コンソール裏を覗くと配線がゴチャゴチャ。車の配線と比べるとあまりにも雑。
 いつか自分で結束し直したいが複雑過ぎて良く解らない。
 船底周辺の配線もこれで防水出来てるの?って感じ。
 ま、今の所ノントラブルだけど・・
・計器類がいい加減
 速度計は全くあてにならない。同様に回転計も信用できないので全開走行は不安。
 速度はGPSが正確に示してくれるのでどうでもいいが・・
・ボートカバーは作りはいいんだけど耐久性が無い。
 そもそもボートカバーをして青空駐艇する事が少ないのか、日本程四季の
 寒暖差が無いからか、カバーの縫製が外れたり生地が裂けたりは日常茶飯事。
 琵琶湖畔は降雪があるので積雪が天敵。積雪があった週末はマリーナにボート
 カバー屋さんが営業に来るらしい。
 何とか補修して使ってるが、純正は手に入らないのでいずれ社外品に交換が必要。
 ま、これは仕方無いかな。
■釣り易さ
 フルフラットでエレキはオフセットされて、ほぼデッキと面一。
 通常の18フィートだとフロントデッキがそれ程広くないが私のトライトンは
 ワイドデッキ仕様でかなり広い。
 (以前トライトンの17フィートをレンタルした際は足下のロッドが気になった)
 たださすがに7フィート超えのロッドの場合コンソール横の切欠き部分にまで
 達してしまう(写真参照)
 多分19フィート辺りがちょうどいいんだと思う。
■釣果
これは残念ながらバスボートに乗っても釣果は上がらない。
15馬力のレンタルボートに比べれば移動範囲は10倍位にはなるが移動が簡単な分、その場で粘る事も少なくなる。(釣りをせずに移動している時間も多くなる)
また、シャローには船底を擦る事を恐れるあまり、突っ込め無い。