5月11日、国際宇宙ステーションISSを撮影。
(ISS:International Space Stationの略)
関東でオーロラは出現しなかったけど、ISSはしっかり見えました。
20時28分 西の空にやってきた
右の明るいのは月齢3.4の三ヶ月。
右下の赤い点線はISSではなく飛行機の軌跡。
中央一番上にうっすら写っているのが国際宇宙ステーションISSの軌跡。
6秒露光、f=6.3、ISO400
三ヶ月の上を、左から右へ(南から北へ)6秒間の移動
以下、全て6秒間の軌跡です。
三ヶ月の右上へ移動
1等級ほどの明るさだが、肉眼では慣れていないとわかり辛いでしょう。
低倍率の双眼鏡があるとよむわかる。
どんどん移動していく
建物に隠れそう(強風で三脚が揺れてブレてしまった)
隠れるよー
真北方向 建物の背後から出てきました(写真の左上)
右へ(真北から北東へ)移動していく
この頃には、6秒間の見かけ上の移動角度が小さいので、軌跡も短く写ります。
ちょいアップで(左上にいます)
白:国際宇宙ステーションISS
赤:東京タワー
青:スカイツリー
スカイツリーの上に淡く写っている
20時33分30秒 消えました
地球の影に入ったのです
こちらは三ヶ月
1/30秒露光、f=6.3、ISO400
撮影後にトリミング
1/2秒露光、f=6.3、ISO400
露出を増やすと、太陽光が当たっていない部分もうっすら赤っぽく写る「地球照」が写ります。
地球に当たった太陽光が反射して月に届くために観察される現象。
これは飛行機
6秒露光、f=6.3、ISO400
撮影後にトリミング
羽田空港を離陸直後の飛行機 左下の青いのはスカイツリー
羽田空港方向の飛行機3機。
点滅して写る2機と、こちらを向いて飛行しているため明るく写る1機。
国際宇宙ステーションISS
サッカーコートほどの大きさ。
これが1等級ほどに見えている訳。
ずっと小さいスペースシャトルはマイナス6等くらいでしたが、これはISSよりもずっと低空を飛んでいるから。
ISSは双眼鏡では形状を観察できませんが。スペースシャトルは低倍率の双眼鏡でも三角形がわかりました。(40年ほど前に見たコロンビア号とチャレンジャー号)
これがISSにドッキングしている日本の実験棟「きぼう」
国際宇宙ステーションISS+きぼうの出現予報はこちら
ISSが真夜中に見えない理由なども解説されています。
なお、数日先までしか予報されていないのは、太陽風、地球重力のばらつき、地球大気の抵抗、太陽や月の重力の影響でISSの軌道が微妙にずれるため。地上から400kmの高度を周回するのに大気の影響があるんですね。
またISSがスラスターを噴射して軌道を微修正することもあります。
毎月数回はよく見える日があるので、お時間ある時にでも・・・