チャールトン・ヘストン主演の1959年版です。
ベン・ハー(1959)
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:チャールトン・ヘストン、スティーヴン・ボイド
ストーリー:
紀元26年ローマ帝国支配時代、ユダヤ人貴族ユダ・ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)は幼馴染みでローマの司令官であるメッサーラ(スティーヴン・ボイド)と数年ぶりに再会する。二人は再会を喜びあうがローマ人司令官とユダヤ人貴族というお互いの立場が災いし、友情に亀裂が入ってしまう。そして不慮な事故をきっかけにベン・ハーはメッサーラに総督暗殺未遂の濡れ衣をきせられ奴隷以下の身分に落とされてしまう。
■何度も映画化されている歴史劇の定番映画
今作は新約聖書の要素を織り交ぜた歴史映画でイエス・キリストの存在が物語のキーになっていたりします。終始土臭い映画で、罪人までおちたベン・ハーがキリストの力を借りて再び這い上がっていく復活劇。前回同様そんなに変った話ではありませんが単純な期待には答えてくれる脚本です。古さ故に戦争のシーンは今のレベルで見るとちゃっちく見えてしまうのですが、(海戦は特に。)一番の見せ場である「戦車競走」はそこそこ迫力があります。ポスターからもわかる通りストーリー的にも重要なこのシーン、競技が物凄く激しいというか壮絶というか怖い。故に斬新に心にのこります。大きなスクリーンで見たかった所です。
■土臭いといえばのチャールトン・ヘストン
また、同じチャールトン・ヘストン主演の奴隷ものである「十戒」と並べられる事が多いですね。そこそこ良い暮らし→奴隷になる→苦しむ→逆転のチャンス→復讐という大まかな流れはまるっきり一緒!それでも登場人物とのやりとりからくる物語性はこちらの方がやや上に思います。(「十戒」は海が割れるシーン等色々と映像化って面で頑張っている気がします。)チャールトン・ヘストンは「猿の惑星」でも奴隷みたいなポジションだし、そういう這い上がりという役柄のイメージが強いですね。彼に限らず昔の映画俳優はこうしたイメージの定着がまとわりついているという感じがします。今でも色んな約を演じ分けられる人はそうはいないですが。。。
次回は…奴隷→労働者つながりで「メトロポリス」いってみます。