このブログ初のサイレント映画でクラシック中のクラシックですね。
今回の画像は自分で書いてみました。劇中に登場するアンドロイドです。(DVDのパッケージに使われているものをモチーフにしたのでリメイクかも。)サクラクレパスを用いて描いているのですが、細部の形を取るのは難しい。しかし発色は非常に良いので金属の光沢はうまいこといったかなと思っています。まだまだ修行中ですが。。。
メトロポリス(1927)
監督:フリッツ・ラング
出演:ブリギッテ・ヘルム、グスタフ・フレーリッヒ
ストーリー:
2026年、メトロポリスとよばれる巨大都市では高い知能をもつ知識指導者階級の人間が“永遠の楽園”と呼ばれる上層階で暮らす一方、労働者階級の人間が過酷な労働に耐えながら地下に存在していた。
知識指導者階級の権力者の息子・フレーダー(グスタフ・フレーリッヒ)はある日労働者階級の救世主マリア(ブリギッテ・ヘルム)と出会い心を奪われる。マリアは知識指導者階級と労働者階級の架橋となる調停者の出現を予言し、それがフレダーと確信する。
調停者の出現を恐れたフレダーの父は科学者ロトワングに命令し、マリアを誘拐。彼女と瓜二つのアンドロイドを作り出さ、地下に送り込む。
■SF映画を語る上では外せない!
不気味なアンドロイドがパッケージを飾るメトロポリスは、80年以上前に制作されたモノクロのサイレント映画。SF映画ファンなら避けては通れない「SF映画の原点にして頂点」と呼ばれる映画です。かつてあのヒトラーをも唸らせたとかっていう伝説もあります。ストーリーは当時の資本主義と共産主義の対立を描いた内容で、「脳」(知識指導者階級)と「手」(労働者階級)を調停者「心」によって一つにするというテーマになっています。書籍とかネットのレビューなんかを見ると、ストーリーは滑稽とかありきたりなどといわれる事が多いようですが。。。
■大抵の映画評ブログにも書いてある事ですが。
この映画の話しになると大抵「映画史上最も美しいロボット」とよばれるアンドロイドのところへ行くことになります。スターウォーズに登場するC3POはこのアンドロイドがモデルだとか。ぼくはこのアンドロイド、ウルトラマンに似てるなと思いました。調べてみてもそのような文献は見つからなかったんですがメトロポリスが「SF映画の原点にして頂点」といわれているならば多少は影響があったかも。と密かに思っています。そんな評価の高いデザインにも関わらず、登場シーンからものの数秒でブリギッテ・ヘルムの姿になってしまいます。非常に残念な話です。
■こっちの方を評価したい
文句なしに素晴らしいのはマリア役とアンドロイド役の二役をこなしたブリギッテ・ヘルムの確かな演技力だと思います。いかにも女性らしい振る舞いをする美しいマリアと、アンドロイドとして労働者階級者を翻弄する機械的なロボット。同じ顔でも方やロボット。その不気味な動きは、恐怖すら感じます。この映画基本的に怖いんですよね、暴動とかのシーンの演技が素晴らし過ぎて。
■未来の創造
といっても結局は未来都市メトロポリスのデザインが最大の魅力。天と地にわかれてるとか当時は斬新だった事でしょう。セットのクオリティは今でも絶賛される程です。そこでの労働者がやってる事が非常にアナログで笑えるのですが、「一日10時間労働は永遠のようだ」というセリフは、今の日本人には非常に当てはまっていて怖いですね。