夏というと「暑い」というイメージだが、ただこの何年か暑すぎる(;^ω^)。そして夏は山や海へと夫婦で家族で友達同士で行く季節でもある。山登りや釣りや虫捕りやキャンプなどをするのはやはり夏がいい。私にとっての夏はやはり釣りだった。魚がよく釣れて周囲を見渡せばトンボやチョウなど生き物たちの生命が輝く。川ではかつて無数のハスが泳ぎ回り水面近くを飛ぶトンボを捕食しようとジャンプしたりルアーを投げればどんなに早くルアーを巻いても楽々追いついてくる光景は一見の価値がある。ただし現在はカワウの食害でハスは壊滅した(ハス以外も)。夏が来るとこのハスのこういった光景を思い出す。そして夏はトンボたちの夏でもある。ほとんどのトンボが見られるのは春から秋の間で特に6月~8月に集中する。つまり夏はまさにトンボの夏なのだ。ただし、このトンボたち今激減しているのだ。聞けばアキアカネは地域によって昔の1/100までに激減したという。かつて私の幼年期も秋には空に無数のアキアカネたちの姿があった。そして20年以上前ではあるが今の自宅周辺でも秋には無数のアキアカネの姿があった。しかし今はその数はまさに1/100と言っていいほど数は激減した。原因の理由とされるのは農薬だという指摘がある。このことで地元博物館にたずねたのだが博物館からトンボと農薬の因果関係に関する資料を送ってきたので見たのだが正確に農薬の影響があるか解明できていないようだ。そしてこのトンボに関して驚くのは恐竜が誕生したのは二億年前だというがトンボという生き物が誕生したのは三億年前だという。しかも古代より形を変えていないようで、したがってトンボがどのようにして今の形になったのか全く不明だという。生きた化石と言っていいしトンボは奥の深い生き物だとも言えるかもしれない。そして現在見られるトンボも愛らしいイトトンボや立派なオニヤンマなどトンボも様々だ。川が魚たちで賑わい空をトンボたちが飛び交う「暑い夏」。夏の日差しは厳しいが暑い夏を逞しく生きるトンボたちの姿の復活を願わずにはいられない。。

 

カトリヤンマ

アキアカネ

シオカラトンボ

オオシオカラトンボ