夏は生き物たちの生命(いのち)輝く季節である。多くの魚たちは繁殖期は終えているが釣りという視点から見た場合に何と言っても夏は四季の中で一番トップウォーターに出るという魅力がある。つまり一番釣りをしていて面白い。私はあまりトップウォーターはやらないがトップウォーターで一番出る季節だから当然魚自体も数も釣れるし大物も当然釣れる可能性も高い。ただ釣りが出来ればいい釣れればいいという単純な釣り人はそれだけでもいいかもしれないが生物好きの私にはただ釣れるだけより周りの生き物たちの観察が出来るのも魅力なのだ。たとえば釣りでボーズの時もある。また釣れても数が出ない大物も出ない。そんなときもある。そういった時はいったん釣りを中止して気分転換も兼ねて周囲の生き物観察をはじめる。また釣りをしていてただリールを巻くだけでなくリールを巻きながら足元や周囲を見ながら周囲の観察をしてみる。私の釣りのホームグランドの川の周辺ではウグイスやサシバ、ホトトギスの声が聞かれる。ニイニイゼミやヒグラシの声もする。トンボが飛びチョウも舞い始めた。土手には桜ぐらいしかなく宅地化した中を三面コンクリート化した、まるでただの水路化した水が流れるだけのような川の環境ではこのような生き物たちの生命(いのち)の輝きは見られない。川の河畔林や川のそばに雑木林がある環境があればこその光景である。今まさに生き物たちの生命(いのち)輝く夏がはじまった。

 

オオシオカラトンボ

ショウジョウトンボの赤も見事だがオオシオカラトンボの青の美しさもまた素晴らしい。

オオカマキリ①

まだ子供だがもうすぐ成虫になり草原に住む昆虫最強となる。

オオカマキリ②

アカボシゴマダラ(要注意外来生物)

要注意外来生物のコイツも夏になると見られるようになる。