愛犬と日向ぼっこ。 -21ページ目

愛犬と日向ぼっこ。

みんなで、たのしく、いつまでも。

今日も激しいタイヤがやってきました。

245/70R19.5のセパレーションです。

 

バーストじゃないの?って思いますよね。

こんな状態ですが、驚くことに

入庫した時はまだパンクしてませんでした!

 

私もてっきりバーストして

空気抜けてると思い込んでたので、

ぞんざいに扱ってましたが、

空気入っててゾッとしました。ガーン

取り扱い中にバーストしなくてよかったぁ。

 

 

セリアルは2012年製で、9年経過品。

ちょっと古いですね。

245/70R19.5は空気容積が少ないので

大型用のタイヤの中でも耐荷重が少ないです。

 

大型低床といっても、

箱車に関しては過積載が少なくなったからか

バーストは少なくなりましたが、

これが付いていたのは

重機運搬用セルフローダーのリアで、

最大積載量いっぱいとか

過積載気味で使用することが多く、

タイヤに想定以上の負荷がかかることも

多かったのではないかと思われます。

そんな使い方を繰り返すと

タイヤの構造部がだんだんと弱ってきて、

経年劣化も相まって

このようなセパレーションを起こすこともあります。

 

ちなみにずるむけになった部分とは

反対側のタイヤのトレッドは・・・

ブロックが波打ってるのが分かりますか?

溝の底のひび割れも

外方向に引っ張られて広がっています。

このタイヤもセパレーションしているということです。

 

セパレーションはショックバーストのように

いきなり起こる場合もありますが、

大体はこのようなタイヤの変形が前兆として現れます。

 

日常点検でこういうところも見ておくと安

心して運行できると思います。

 

おかしいなと感じたらショップへ直行、

点検してもらいましょう。

今日のバーストは中型ダンプ、225/80R17.5です。

 

 

ちょっと前からスチールベルトが

露出していたようですね。

真ん中のずるむけ箇所は、新しくありません。

バーストした部分はその右の裂けている部分です。

 

内側はこんな感じ。

 

他にパンク箇所は無かったことから、

スチールコードが露出した箇所が

弱っていき、負荷がかかった時に

一気に抜けてしまったとみられます。

 

昔はツルツルになろうがベルトが出ようが

ギリギリまで使うのが多かったようですが、

今のご時世、こういうタイヤだと

元請けから出入り禁止にされてしまったり、

大きな事故を起こすと責任問題で

会社が潰れてしまう騒ぎになります。

 

 

また、小型~中型は過積載気味で

使われることが多いので注意が必要です。

 

事故にならないよう、

タイヤの日常点検と早めの交換をお願いいたします。

今日のひび割れは、こちらの2016年のタイヤ。

溝が無くなったので交換です。

タイヤ ひび割れ グッドイヤー

セリアルは1116で、製造から5年超のタイヤでした。

グッドイヤーのタイヤですが、

製造したのは住友ゴム(ダンロップファルケン)です。

 

今は提携が解除されたので

グッドイヤー製に切り替わりつつありますが

国内向けスタッドレスなんかは

継続して住友ゴムが製造委託されてるみたいです。

 

使用環境などにもよるんでしょうが

早めにひび割れが入るものもあるので

この辺りは改善してもらいたいものです。