今日も激しいタイヤがやってきました。
245/70R19.5のセパレーションです。
バーストじゃないの?って思いますよね。
こんな状態ですが、驚くことに
入庫した時はまだパンクしてませんでした!
私もてっきりバーストして
空気抜けてると思い込んでたので、
ぞんざいに扱ってましたが、
空気入っててゾッとしました。
取り扱い中にバーストしなくてよかったぁ。
セリアルは2012年製で、9年経過品。
ちょっと古いですね。
245/70R19.5は空気容積が少ないので
大型用のタイヤの中でも耐荷重が少ないです。
大型低床といっても、
箱車に関しては過積載が少なくなったからか
バーストは少なくなりましたが、
これが付いていたのは
重機運搬用セルフローダーのリアで、
最大積載量いっぱいとか
過積載気味で使用することが多く、
タイヤに想定以上の負荷がかかることも
多かったのではないかと思われます。
そんな使い方を繰り返すと
タイヤの構造部がだんだんと弱ってきて、
経年劣化も相まって
このようなセパレーションを起こすこともあります。
ちなみにずるむけになった部分とは
反対側のタイヤのトレッドは・・・
ブロックが波打ってるのが分かりますか?
溝の底のひび割れも
外方向に引っ張られて広がっています。
このタイヤもセパレーションしているということです。
セパレーションはショックバーストのように
いきなり起こる場合もありますが、
大体はこのようなタイヤの変形が前兆として現れます。
日常点検でこういうところも見ておくと安
心して運行できると思います。
おかしいなと感じたらショップへ直行、
点検してもらいましょう。