うわごと | 緩和ケアって何だろう?

緩和ケアって何だろう?

40才独身
子宮頸部腺がん3bから再再発。頚椎転移で下肢麻痺となり緊急入院!
転院先は緩和ケア病棟…。
壮絶な100日を過ごした後、セデーションを経て永眠。

緩和ケア病棟で過ごした時間は、苦痛を緩和できてたの??

かなぽんの姉、子宮頚部腺癌の闘病記です。

 

モルヒネと抗不安薬の自動投与を初めて3日後。

 

姉の様子が徐々に変わってきました。

 

うわごとを話すようなしゃべり方になったのです。

 

それまで自主的に話そうとはしなかったのに、

べらべらと、いつまでもしゃべるのです。

 

「おかあさんはいつくるの?」

「もういきはくるしくない」

息は苦しくないと聞いて、こんなにほっとしたことはありません。

もう眉間にしわが寄ることはなくなりました。

 

でも、

「あそこにへんなひとがいる」

「ナイフがこっちにむかってとんでくる!!」

「てっぽうのたまがとんでくる、よけなきゃ!」

「くるまがすごいスピードでつっこんでくるよ!

 こわいよ!!しんじゃうよ!!!」

「なんでよけないの!?よけてよけてよけて!!!!!」

 

時折、幻覚が見えているようでした。

よけてあげたいけど、ベッドを動かすことはできません。

なので、ベッドを揺らして

「右によけたよ!!」

「左に曲がったから、大丈夫だよ!!」

と対処してみました。

 

ベッド、壊れないといいけど。

壊れたら弁償すればいいか。

なぜか冷静に考える私もいて、

無性に悲しくなりました。

 

もう2人で話すことはないんだな。

「背中が痛いからさすって」とか「枕を調節して」とか

頼まれることはなくなってしまったんだな。

 

姉は、半分だけ、死んでしまったように感じました。