本編クリア後のネタバレなし感想です。

 

 

  久々テイルズ

 

私は「現役時代」にFFはやったけど、ドラクエやテイルズは素通りしてきたタイプです。

のちにドラクエはリメイク版の3→11と遊びました。

そしてテイルズは、アライズから入って、ヴェスペリア→ベルセリアとプレイ。

通算4作目のテイルズとして、グレイセスFのリマスター版を今回手に取りました。

本日40時間程度やって本編クリアしたので、感想です。

 

 

  遊びやすくまとまった良作

 

ストーリーやゲームバランス、そして評判のいい戦闘と、非常に遊びやすかったです。

14年前のゲームであるということで、いささか古さを感じたものの、リマスター版をセール価格で買ったので、十分元は取れました。

 

テイルズのストーリーは「子供向け」のことも少なくないような気がしますが、それも込みで、平成のJRPGらしさを堪能でき、シリーズの中でも人気上位であることはうなずける内容でした。

結局すべてがポジティブな方向にまとまっている、この甘い味付けは好きです。

私がゲームに求めるのはこういうものです。

 

戦闘も育成も極めようとすると奥が深いのはこれまでに遊んだほかのナンバリングと同じです。

周回ややりこみ要素が異常に多いのが「伝統」なのでしょう。

私はそこまでやりませんが。

 

OPの歌は、今までやった3作品と比べても、一番しっくりくるいい曲だったと思います。

BoAって、今何してるんですかね?

 

  気になった点

なかなか全体像が把握できない複雑な戦闘&育成システム

前述のとおり、周回ややりこみまで見据えたバランスで作られているのがテイルズの伝統ですから、本作に限らず、戦闘の操作性、攻撃の特性、キャラごとの取り回し、コンボの仕組みなど、1週目ではよくわからないです。

称号の意味や称号スキルの効果、武器のデュアライズも、ほとんど説明なしで放り込まれていますから、だんだんどうでもよくなってくる、というのが正直なところ。

ストーリーが大味(それ自体は悪いことではないが)だった分、後半はだんだんかったるくなってきてしまった。

 

一部のボスが理不尽に強かったいつものことではあるのだが。

ノーマルで遊んでいたのだが、何度やっても勝てないことがあって、一回だけ難易度を落として突破した。

 

アイテムの所持数制限・価格設定これもまあ、いつものことだし、リマスター版の本作では初めからいろいろ遊び方の設定を選べるのでいいんだけど。

しかし、ノーマル設定で不通に提案に乗っかるのも私のスタイルなので、ちょっと面倒な要素ではあった。

 

ムービー&アニメがだるい

ムービーが多いうえ、セリフを飛ばせないムービーもあり、またスキップはあっても早送り機能や会話ログ機能もないため、結局全部見る羽目に。

セリフ飛ばしても、キャラのカクカクした紙芝居演技が終わるまでは画面が切り替わらないのも、それじゃセリフスキップした意味がないだろ、という感じ。

あといつも思うが、アニメ、必要?

 

  採点

 

テイルズオブグレイセスFリマスター

リマスター作品としてはとてもいい仕上がりだったし、今遊んでも十分面白かったです。

グラフィックの話は横に置いておきましょう。

 

というわけで採点は、

80点!

とにかく遊びやすい、良質なJRPG。

個人的に特別ハマれるということはなかったものの、最後までちゃんと遊ばせてもらいました。

ボリュームも適切。

音楽もよかったです。