【宝塚雪組】ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

今回、やっと取れたチケットは千穐楽前日分。大いに待たされましたが

彩風咲奈(咲ちゃん)と和希そらくんをこの目で直に見ることができて

本当によかったです。

それに反して、日比谷のライビュチケットはRRRに続き先行で取れた。

なんで?今まで空振りばかりだったのに。でも会場が広かったからかもね。

と、いう事で二日続けて日比谷通いでした。

 

男役和希そら、そらぴの魅力、、いったいなんなんでしょうね。

歌・ダンス・演技、3拍子揃っているのはもちろんですが、

プラスアルファの「何か」に魔性のように惹きつけられます。

それを総じて「色気」と呼ぶにもちょっと違うような、いや、そうなのかもしれない。

友達に言わせると「ゆとりがある」と。確かに観客の一歩前で待っている、

だけど近寄るとまた半歩離れて、つかめないっていう感じなのかな。

とてもカッコいいんです。でもこの男にハマったら危険っていう香りもするんですよー

そこがいいのかも。そらぴが詐欺師なら騙される、

たとえ騙されたとしても、こちらを向いてくれるなら・・・・とか。

(何言ってんだか?私はラブ←既に騙されてる)

今回もそんなそらぴに見惚れながら、見納めしてきました。

男役・和希そら よ、さようなら。

次は普通に舞台俳優として現れてくれることを望みますが、

男役のそらぴが大好きでした。

 

 ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル

 

お芝居については、あまり頭を使わずにぼんやりと見ながらも、筋がわかってくるっていうのが

割と好きなんですが、まさにそんなタイプの作品でした。

小難しく考えずに、流れるセリフを受け取っていくだけで、だんだん世界に入っていけた。

ここは生田先生の上手いところだなあと思います。

売れない雑誌の編集部でいきなりそらぴ登場で、盛り上がり。

その後、コナン・ドイルの書斎で、咲ちゃん登場。

やっぱりスーツ似合う~。金髪も似合う~。ちょっと情けない感じも合ってる(褒めてます)

夢白あやちゃんも、華やかで綺麗。咲あやコンビはとても目福です。

今回、朝美絢(あーさ)ファンは登場を待ち焦がれたでしょうね、

ドイル作品の最も有名なシャーロック・ホームズ役、

コナン・ドイルを翻弄するこの役は二番手ならではの役どころだと思います。

ホームズが現世界に飛び出しての二人の掛け合いがコミカルで軽妙で楽しい。

咲ちゃんもあーさも楽しんで演じていると見受けられました。それがまた良し。

ホームズ小説の高評価と反対に、ドイルは「書きたい作品」との葛藤に苦しむ。

そこで出した苦肉の策が・・・

これ、史実に基づいているんですね。

こういうエピソードを一つのエンタメに昇華させる生田先生の才能、期待したいです。

「人生には物語が必要」本当にそう。舞台であれドラマであれ、楽しませていただいている物語の力。

 

だけど最近の宝塚作品は、トップコンビのlove展開が薄めですよね。

純愛・叶わぬ愛憎・許されぬ恋という作品が減っている。

友人は「柴田先生がいないからだよ」と言ってましたw。

時代の変化もあるとは思いますが、各1作品くらい思い切りベタな恋愛作品もちょっと観たいなあ

なんてね。あ!次はベルばらだから、ガッツリ恋愛?

 

 FROZEN HOLIDAY

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ショーの方は、FROZEN HOTELに集まる多彩なお客様と繰り広げられる

クリスマスと新年のお祝いのショー。

このホテルに集まる各国のお客様、、という設定は

剣幸さん時代のショー「The modern(ザ・モダーン)」を思い出しました。

 

中でもそらぴの色気ダダモレ神父は妖しすぎる。

取り巻きのシスターの一人になりたい。(またもや妄想)

で、神父の衣装をパッと取るとまた光輝く白いそらぴのダンス、という流れが良かった~

ソロで踊るそらぴに釘付け、と同時に、もう男役和希そらは見られないのか、という

寂寥感は耐え難い。1分1秒が過ぎるのがこれほど惜しいとは。

 

確かに2月ともなっているので、クリスマスソング、NewYearソングは

ちょっと気分が盛り上がらないのは確かですが。

そらぴのワンマンタイムからのカウントダウン、

そして門松衣装のような総出のハッピーニューイヤー!は

大晦日にリアルで見たかった!今年の大みそかはこれを見ながら新年迎えようかしら。

と、思うほどよかったです。

 

ここでも咲ちゃんのスタイルの良さが爆裂!とってもカッコイイ。

私は好き!ショーではほとんど、咲ちゃんとそらぴしか見てませんでした。(他の人ごめん)

退団会見で「かっこいいトップではなかった」と謙遜されていましたが

全然そんなことありません。とても宝塚らしい美しくステキなトップさんです。

 

次代を担うと思われる縣千(あがちん)が、

お芝居でもショーでもその美しさを封印した扮装だったのがちょっと残念。

ショーの途中でいつものあがちんが現れると、

その美貌にハッとしましたので、何とも勿体ないなあと思います。

 

考えてみたら、咲ちゃんの本公演のショーはこれで見納め?

急に悲しくなってきた。ベルばらでもしっかり咲ちゃんのダンスを堪能できる場面を

作っていただきたいです。

今回は本拠地宝塚では、上演期間が短縮だったり、他にもいろいろあったりして

咲ちゃんも心穏やかではないのかな、と最後のアンコールなどを見てて思いました。

お芝居でもショーでもいつにも増して、全力で歌う姿が何だか印象的でした。

いろいろ思いを込めているのかな。一期一会の舞台をかみしめているのかな。

どうか退団するその日まで、ご本人が納得でき充実できる日々でありますように。

一ファンとしての祈りです。

 

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今、日比谷にはゴジラ2頭。

他の方のブログでもお見掛けしましたが、やはりインパクトありますね!