2023年 秋ドラマ視聴感想 前編 | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

最近はネトフリのドラマ視聴に勤しんでおりましたが

日本のドラマも数本観ています。最終回終了順にいつものように感想を。

 

★パリピ孔明

三国志の諸葛孔明が日本にタイムワープして、未出の歌手EIKOを成功に導く物語。

まずは、向井理の孔明役がとても良かったですわ~

ビジュアルといい、落ち着いた物腰といい。

三国志が大好きな人だったら、孔明の繰り出す計に納得することも多かっただろうなあ。

孔明が身を寄せるバーの店長(森山未來)が三国志ファンという設定も楽しい。

ただ、英子役の配役が疑問すぎて。歌が上手いけどカリスマ性には?

英子役はこの際、ミュージカル界から誰か配役しても良かったんじゃないかなあ。

昆夏美とか木下晴香とかいるじゃん。

彼女の歌の上手さで、孔明の心を掴むにしては、説得力が足りなかったと思う。

またその歌のシーンは原田真二くん(私のご贔屓)の「タイム・トラベル」だよ。

いや、この曲はいい歌なんだけど、ちょっと盛り上がりに欠けるでしょ?

J-POPで行くなら「大都会」とか「かもめが飛んだ日」とか、

歌唱力がモノを言う選曲にすべきじゃなかったかと思います。

あとはイマドキの歌手の方がたくさん出ていましたね。

今の時代、曲が進化していて本当にメロディラインも難しいです。

だから歌い手も相当のレベルで、もう私などカラオケでは歌えないです。

そんな業界を垣間見れて興味深かったです。

 

★ミワさんなりすます

「恋のチカラ」「やまとなでしこ」で堤真一に惚れた私としては

彼の出演ドラマはチェックしてしまいます。このドラマも堤さんだから見たのです。

堤さんの役は八海崇という有名俳優。その彼を神と崇めるほど大好きなミワ(松本穂香)が

ひょんなことから、八海邸の家政婦 美羽さくらになりすまし、家に入り込むという話。

掴みはなかなか面白かったのですが、全体的にはのんびりとしたドラマ。

夜の10:45~の15分間というまったりと短い時間帯だからの作品だったんでしょうね。

八海崇という俳優は、物静かで「ダンディ」そのもの大人の男性。

ミワが「八海さま」と崇めてますが、私も「堤さま」と崇めたいほどステキでした。

堤さんは声もいいので、ダンディ堤を堪能する15分という感じでした。

八海さまがミワの家に来たり、急にミワをお誘いしたりするのですが

ミワのドキドキにちょっと同化してしまいました(ちょっとヘンな人な私)

でも八海崇とミワが恋愛関係にならなかったのは、ほっんとうーによかった!

堤さまには安易に恋愛してほしくないのです。(勝手な言い分)

 

ヒロイン・ミワは何事にも自信がなさげで、人生もあまりうまく行ってない。

だけど、八海崇の推しとして彼に関する知識と愛は誰にも負けない。

それが彼女の身を助け、居場所を作っていく。

それは正しい推しの在り方で、間違った方向に行ったらホラーですよね。

 

★大奥

今回も楽しみにしていました。大きく前半後半に分かれるかと思うのですが、

前半の医療編は何といっても、鈴木杏さんの平賀源内がとても良かった。

青沼役の村雨さんも好演。

二人が先導して熱心に赤面疱瘡の撲滅に奔走して、やっと実を結んだと思ったら

あの結末には、悔しさしかない。

源内と青沼とその仲間たちが一喜一憂して研究していた姿が、涙で滲みました。

鈴木杏の演技の実力をとてもとても感じた医療編でした。

あ、仲間由紀恵のド迫力もすごかったですね!驚きました。

 

そして後半の幕末編。

ちゃぴ(愛希れいか)と古川雄大くんの共演は江戸版エリザベート?なんて言われてましたねw

ともかく、ミュージカル界で活躍の二人が登場というのは、ちょっと嬉しいです。

瀧山役は最初は女形で登場なので、難しそう、と思いきや

なかなかの美貌で違和感なかったわ~

家定と安部正弘の主従を超えた友情、そして家茂と和宮の友好も良かったです。

閉塞された世界でも、心あるものはきちんといる。

そんな人々が心を通わせると、とても強力で幸せだと思います。

和宮の配役、岸井ゆきのさん、ピッタリでしたね。想像を超えました。

 

ファンミーティングの放送も視聴しました。

その中で俳優さんたちが台本の素晴らしさを称えていましたが

本当に毎回、無駄なところもなく簡潔でいてなおかつ深く作りこまれているなあと

思いました。そして肉付けとなる俳優さんたちの演技もとても素晴らしかった。

見ていてストレスが全くなかったです。

全編大河ドラマとして放送してもいいような気がしました。

 

「大奥」の原作マンガは一応読んだのですが、

感動的かつ印象的だった「絵島生島」のエピソードもドラマ化してほしかったです。

だけど配役が私の頭では思いつかない。。

スピンオフとかで、他のエピソードを時々作ってくれると嬉しいです。

今や、時代劇を作りこめるのはNHKだけなのかも。

100カメなどで、ほんの一部、制作現場を見ることができましたが

ものすごい細かいところまで気を使って、ドラマを作り上げる人々に敬意を表したいです。

 

大河ドラマといえば、来年の紫式部のを楽しみにしています。

と、同時にちょっと不安も。

初めてともいえる平安時代のドラマ化。面白いのかな。

しかも私、大石静さんの脚本がちょっと苦手。

実は主演女優も苦手・・・・

次々に発表される豪華配役に期待が高まりますが、

あまりに登場人物が多いので、話が追えるのか心配になっています。

ガイド本でも買おうかな・・・・

小学生の時に紫式部の伝記を読んだのですが、それだけじゃ足りないよねw

 

思わず各感想が長くなったので、後半へ続きます。