【中国史劇】燕雲台 | Bitter Sweet Days Again!

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人生楽しく、備忘録

楽しみにしていたティファニー・タン主演のドラマ

燕雲台 視聴終了しました。

中国の北方(モンゴル地区)を支配した遼の時代が舞台です。

(日本ではこの時平安時代)

あまり馴染のない登場人物の名前・・・

それもそのはず、この時代を描くのはこれまでほとんどなかったそうです。

その第5代皇帝・景宗の皇妃 睿智蕭皇后(蕭燕燕(しょうえんえん)がヒロイン。

色鮮やかな衣装や髪飾りなど、思ったとおり、ティファニー・タンは見事に着こなし

本当に美しかったです。

 

始まりは仲の良い蕭家の美人3姉妹から。

この蕭家は歴代の皇后を輩出してきた家柄で、彼女たちも皇族に嫁ぐことが

なんとなく決まっていた・・・

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嫁ぐ相手、巡り合った相手によって彼女たちの運命が分かれていくんですね。

 

燕燕ちゃんは韓徳譲と相思相愛だったのに、引き裂かれて皇帝・耶律賢に嫁ぎます。

この役はジン・チャオ。

ジン・チャオといえば、今まで不幸な役柄ばかりだったので

今回は思う人と結ばれるし、皇帝だし、今までの不運を取り戻したかのようで

個人的には嬉しかったですw

これまでの不運な役を思うと、多少の「アラ」は見逃しますw

病弱設定なんですが、あまりそう見えなかったなー。身体も逞しいしw

こーんな三つ編み姿。誰が結っているんだろうという疑問はさておき・・・・

よかったね、ジン・チャオ。

 

でも燕燕ちゃん、徳譲さんと遼の国を立て直しました。

やっぱりこのカップルは運命でしたね。

徳譲さんは、本当に燕燕といるときが一番幸せそうで心から笑っているように見えました。

デートシーンが二人とも無邪気で可愛くてほっこり。

なので、二人が引き裂かれた場面は苦しくて可哀そうでした。

その後の彼はいつも難しい顔をしていてただ国のために頑張る。

そしていつでも燕燕ちゃんの味方でいる。

徳譲さんの気持ちもわかるけど、それでも!と彼に嫁いだ李思も気の毒でした。

徳譲役のショーン・ドゥは私はお初なんですが

爽やか好青年ですね。シュっとしています。

 

次姉蕭烏骨里(しょううこつり) が嫁いだのは耶律喜隠という小悪党

ちょっとこの人、やることが短絡的でまったく頭が悪いっていうか。

烏骨里も見る目がない。喜隠の表面と甘い言葉に騙されちゃった・・・・

そして喜隠が死ぬと、やはり闇落ちしました。

どうでもいいキャラの二人でした・・・><

 

 

私がこのドラマで一番好きな男子は、太平王でした。(「えんさつかつ」って字が難しい)

野心に溢れ政治的なやり方はあれですが、好きになった女性には優しく一途。

大人の男の魅力にあふれてる。

大姉・蕭胡輦(しょうこれん)は彼に請われて嫌々嫁ぐんですがお似合いでした。

太平王が出るとこのドラマが締まりました。なので途中退場したらちょっと重みがなくなったなあ・・

個人的感想です。

胡輦ちゃんはいつも蕭家の長女という立場で落ち着いていたんですが

実は家や立場のために無意識のうちに自我を押し殺していた、というのが最後に吐露されます。

その演技を見て、この燕雲台の影の主役だったなと思いました。

カーメイン・シェーさん、お見事でした。

今までいろいろな役柄を見てきましたが、今回が一番お若く見えるのはなんでかな?

 

太平王が亡くなった後はなんだかちょっとわちゃわちゃした感じでしたが

最後、蕭胡輦の年下彼との恋愛と姉妹の決裂・胡輦の心情吐露で

またぐっと盛り上がって、最終回はよかったです。

 

この時代の衣装や髪飾りなどの装飾品も楽しかったですし

季節に合わせて皇帝の居城を変えていくというのも目新しく

面白い時代だなあと思います。