山岸凉子展~光(てらす)~ | Bitter Sweet Days Again!

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人生楽しく、備忘録

好きな漫画家はたくさんいるけれど、私はやっぱりこの方の作品と絵が好き。

山岸凉子先生!

根津の弥生美術館で原画展が開催されているので行きました!

午前中は雨が降ったりやんだり・・・スコールのような降り方もしていて

足が竦んだけど、思い切って行ったら根津に着いた時は止んでいました!

 

山岸凉子展~光(てらす)~

 

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最近、弥生美術館によく来るなあ、、陸奥A子展原田治展、と3回目。

このような山岸先生の原画展って本当に久しぶりな気がします。

弥生美術館ってそんなに広い展示場じゃあないのですが、それでも

ここに山岸ワールドが広がっているかと思うと、すごく胸が高鳴ります。

早く見たいような、見てしまってはもったいないような、、、大好きすぎて

息を整えてから足を踏み入れました(笑)

 

デビュー当時はいかにも「少女マンガ」というタッチの、可愛い絵だったのが

「雨とコスモス」という作品から、本来の自分の絵に変えた、という、、、

それまでは時代や雑誌のニーズに合わせて可愛い絵を描いていたっていうことですね。

現在も少しタッチが変わってきていますが、私は「アラベスク」や「日出処の天子」あたりの

絵のタッチが好きですし、それしか知らないけど

可愛い絵の漫画家さんと思っていた読者には衝撃だったかもしれないなあ。

 

そして山岸先生独特の色使いが本当に素晴らしいカラー原画がたくさん。

もう漫画家というより、画家ですよね。絵師というか。

私は本来、絵画というものにあまり興味ないのですが、山岸先生の絵は大好きで

ずっと見ていても飽きない・・・こんなにたくさん拝見することができて

幸せでした。

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山岸先生の作品を認識したのは、やはり「日出処の天子」だったのですが

(最初見たとき、四角いネーム吹き出しが斬新だった)

実は、もっと少女の頃に出会っていたのです。

初期の頃の作品「ラグリマ」

確か小学生くらいの時、それもどう出会ったのかいきさつを

忘れていますが

この「ラグリマ」というお話は

身寄りのない少女が転々としながら、小さな幸せを見つけて

だけど最後には不幸にも死んでしまう、というなんとも救いのないラストに

ものすごく号泣し、、タイトルだけはずっと憶えていました。

「ラグリマ」は誰の作品だったんだろう、、、と

ずっと心の奥底にあって探していたのですが、

山岸先生の作品だったとは・・・・これが最初の出会いだったようです。

やっぱり小さいときから山岸先生の潜在的なファンだったという事実に

ちょっと嬉しかったりして・・・

「日出処の天子」も「アラベスク」も大好きなのですが

一番好きな作品は

短編の「パニュキス」とか「白眼子」だったりします。

その話をすると長くなるのでこの辺で。

 

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大人買いで、画集とチケットホルダーも買ってしまいました!