「黴」、この声歌曲
深尾須磨子:詩
橋本國彦:曲(画像)
もの憂い梅雨の頃、
女性の不安、寂しさ、畏れがたゆたう・・・
ちょっと長めですが、好きな曲です♪
https://www.youtube.com/watch?v=NYzB6rXZOpU
友人がyoutubeにアップして。
「黴」、この声歌曲
深尾須磨子:詩
橋本國彦:曲(画像)
もの憂い梅雨の頃、
女性の不安、寂しさ、畏れがたゆたう・・・
ちょっと長めですが、好きな曲です♪
https://www.youtube.com/watch?v=NYzB6rXZOpU
友人がyoutubeにアップして。
朝吹登水子『豊かに生きる』世界文化社 2002年
加藤周一氏は朝吹登水子(あさぶきとみこ)さんを
「二つの文化を生きた人。
日本とフランス、日本語とフランス語」と書く。
作家であり、ボーヴォワール、サガン等の翻訳家の
ペンの先からしたたるゆたかで香りたつエッセイ。
朝吹登水子さんを一度ですが、お見かけした。
1966年、サルトルとボーヴォワールが来日し、
あるシンポジウムで
サルトル、ボーヴォワールが登壇され、
サルトル氏がとうとうと論じ、
それをある学者が通訳をしていたのですが、
「わからなくなった」、と途中で言葉が出なくなって・・・
会場にいた方が、ステージに歩みより
「あの、わたくしが通訳いたしましょうか?」と。
その方が、朝吹登水子さん。
エレガントで、知的で、風格があるたたずまい。
まさにグランダームGrande Dame(大奥様)!
◆目次
第1章 生きることの喜び
豊かに生きるとは
サルトルとボーヴォワールと一緒に過ごした日本旅行
第2章 豊かに生きるその日、その日
レジオン・ドノール勲章
オート・クチュールの学校
香り ほか
第3章 人生の四季
一目惚れの友情
チャリティーコンサート
鎌倉にて ほか
藤原新也「メメント・ヴィータ」双葉社 2025
「自然が狂えば人間も狂う」
と帯文。
<この死の満ちあふれた崩壊時代を生き抜くために必要なのは
「生を想え」という意識である。>と藤原新也。
『メメント・モリ(死を想え)』1983年
対になるこの著、
手に取った時の衝撃はいまもある。
<――死を想え
「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」
本当の死が見えないと、
本当の生も生きられない。>
そこから40年以上経て、
藤原は写真、文筆、絵画、書、音声と
あらゆるメディアで表現し続けて
現在ただいまの藤原新也がある。
そして<現在の世界>を切り取ったのがこの著。
このヴィヴィットな花花!
装画もむろん藤原が描く。
帯を取った画像はこちら
装幀:鈴木成一デザイン室