あきぐもり惑いの午後は影を縫う 掌
遠田潤子『邂逅(わくらば)の滝』光文社 2023年9月刊
「紀州の山間の小さな町に紅滝(くれたき)という美しい滝がある。
その滝には運命の恋と信じた相手に裏切られた姫の、哀しい伝説があった。
だが、彼女と男の、逃れることのできない、さだめの、のろいの恋は、
そんな生やさしいものではなかった。
現代から、大正、江戸、安土桃山、そして南北朝へと、
いびつな螺旋を描きながら、二人の恋は繰り返す。」と帯に。
現代から南北朝まで時代に
ねじれる螺旋のように織りなされる連作短編。
この滝を巡る男と女の物語が
何処までも精緻に、
その非情ともいえるまなざしのなかに、描き出される。
その筆力は圧倒的。
装幀:鈴木久美
写真:TETUO WADA
飛沫がふりかかるような<滝>の写真、
迫力が凄まじい。
そして、美しい本です。
◆目次
連句誌『みしみし』第12号、発行されました!
歌仙3巻と俳句、短歌、川柳、現代詩の多彩な連衆作品を掲載されて。
山本掌は七吟歌仙「傘二本の巻」、
俳句「かたむく」で曼珠沙華の10句で参加しています♪
三島ゆかりさんの捌きで、
歌仙の評釈がたくみで、楽しい。
お仲間の連衆はこちらの方々(敬称略)。
Fよしと、上野葉月、西生ゆかり、西川火尖、なかはられいこ、
小笠原黒兎、中山奈々、いなば也、お気楽堂、廣野順子、
村田篠、青山酔鳴、岡本遊凪、今朝、箱森裕美、笠井亞子。
三島ゆかりさんによる鑑賞「岡田由季『中くらゐの町』を読む」。
定価1000円(消費税込)。
ご注文は三島ゆかりさんへお願いします
(通常の書店やamazonでは流通していません)。
Boothから購入することはできます。
https://misimisi.booth.pm/items/5116861
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