昼ふかくちぎってもちぎってもいわし雲 掌
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- ◆鰯雲・鱗雲・鯖雲
巻積雲のこと。
うろこ状、波状など美しい模様を作り、
鱗雲、鯖雲ともいう。
秋の季語。
鹿島茂「パリの本屋さん」中央公論新社 2024年刊
もうわくわく、どきどきが止まらない!
博覧強記、フランス19世紀パリ史専門の著者が
紐解くパリ、なかでも研究のための資料(おおむね稀覯本)を
探求し、収集する古書店ことを核とした
四半世紀にわたるエッセイ60本がずらり。
パリが現在のように作り替えられた19世紀の前後のこと、
オペラ座、その壮麗な大階段や建物、
デパート、美術館、やカフェが
どのような意図でつくられたかを知るだけでも面白い。
そこから<論>がさらに興味をそそる。
ノートルダム大聖堂は<フランス人のみならず人類最古の共同幻想>と。
あの高村光太郎も「雨にうたるるカテドラル」と賛美の詩を書いている。
なによりも生き生きとした筆致で語られる、
建築から文学、芸術、ファッション、女性の生き方など、
なにか、知らない<パリ>の奥深くを旅しているよう。
もう一度パリに行ってみたい・・・
俳人・金子兜太
1919年9月23日 秩父生まれ。
兜太先生、この映画の中に生きておられます!
本田博太郎の兜太句の朗読、
なんと厚み・底力のある声か。
DVDになっています。
監督・脚本:河邑厚徳
語り:山根基世
朗読:本田博太郎
予告編
映画「天地悠々-兜太・俳句の一本道」予告編 (youtube.com)
巨匠リッカルド・ムーティ指揮による
ヴェルディ作曲 オペラ「アイーダ」。
東京・春・音楽祭2024「アイーダ」、
ハイライトをクラシック音楽館で観ました。
演奏会形式でオーケストラはステージの上、
その前にソリストが並びます。
ヴェルディの音楽がいっそう明確に響いて。
もうもう、ムーティ―の指揮、
前奏曲の最初からなんと緻密で、
緊迫感にあふれていることか。
帝王ムーティのヴェルディ―へのリスペクトが
ほとばしって、それが終曲まで揺るぎない。
春祭のオーケストラの響き!
歌手ではなんといっても
アムネリスのユリア・マトーチュキナ!
この「アイーダ」では仇役のエジプト王女・アムネリスがドラマの鍵。
第4幕のラダメスとの対決の場、
裁判の場でのその怒り、その絶望が
あますことなく歌われ、
このコンサートでの一番の聴きどころでした。
東京・春・音楽祭 ムーティ指揮「アイーダ」
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(演奏会形式上演、日本語字幕付き)
指揮:リッカルド・ムーティ
アイーダ:マリア・ホセ・シーリ
ラダメス:ルチアーノ・ガンチ
アモナズロ:セルバン・ヴァシレ
アムネリス:ユリア・マトーチュキナ
ランフィス:ヴィットリオ・デ・カンポ
エジプト国王:片山 将司
伝令:石井 基幾
巫女:中畑 有美子
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:仲田 淳也
管弦楽:東京春祭オーケストラ
コンサートマスター:郷古 廉
4月17日(水)14:00 東京文化会館大ホール
初・曼珠沙華を見ました!
まだ4.5本ですが、咲きはじめて。
今年はちょっと早いような。
曼珠沙華というと塚本邦雄のこの短歌。
いたみもて世界の外に佇つわれと
紅き逆睫毛の曼珠沙華
(さかさまつげ)
曼珠沙華はさまざまな名をもっています。
いわく、彼岸花・死人花(しびとばな)幽霊花
捨子花・狐花 ・天蓋花(てんがいばな)
墓場に多く生えるとか、
畦にあって、かつて飢饉のおり非常食になったとも。
ですが、こんなことも、あるとか。
「曼珠沙華は仏教で伝説上の天の花。
サンスクリット語 manjūṣakaの音写。
純白で,見る者の悪業を払うといわれ、
天人 が雨のように降らすという。
日本ではヒガンバナと呼ばれ鮮紅色の花を咲かす」。
黄色もあるんですって。見たいなぁ。
笙(伶楽舎)の方と
催馬楽(さいばら)※を演奏しました。
歌(メゾソプラノ)と笙で
ああか、こうかと試行錯誤。
新たに構成して上演しました。
曲は「伊勢之海(いせのうみ)」と「更衣(ころもがえ)」。
「伊勢之海」はあの『源氏物語』の須磨明石で登場しています!?
つれづれに管絃の遊びのおり、
あの<光源氏>がうたった曲です!
今から千年以上も前の曲を自分の身体(しんたい)をとおし、
<声>で歌いうという、
なんという不可思議・・・
<明治選定譜>という催馬楽や朗詠などを
五線にして書いた楽譜が明治につくられ、
その楽譜でうたいました。
が、
オペラや声楽曲をうたうベルカントとは
まったく異なる唱法のようで、
呼吸がひじょうに難しい。
息が逆流するかと思いました!?
そうそう、ステージでの装束(しょうぞく)は
狩衣(かりぎぬ)にいたしました。
狩衣は平安朝のメンズカジュアルで、
実際に狩りの時など、袖の紐をしぼると
ぐっと活動的になります。
『光る君へ』の打毬(だきゅう)のシーンで着ていました。
このときは指貫(さしぬき)ふうのパンツでヒール。
烏帽子はかぶらなかったので、ナンチャッテ装束かも(笑)。
画像手にもっている楽器は笏拍子(しゃくびょうし)
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伊勢之海(いせのうみ)
伊勢の海の 清き渚に 潮間(しおがい)に
なのりそ神馬藻や摘まむ
貝や拾はむ 玉や拾はむ
更衣( ころもがえ)
ころも衣がへせんや
しゃ公達(きんだち)
我がきぬ衣は
のはらしのはら野原篠原
萩のはなす花摺りや しゃ公達や
※催馬楽
催馬楽というのは平安時代に中国から雅楽が日本化する時、
各地の民謡、わらべうた、風俗歌を編曲した歌曲で、
その語源は、馬子が馬を引きながら歌った歌といわれいます。
宮廷や貴族社会の<管絃の遊び>でもてはやされ
「枕草子」「源氏物語」にも書かれています。
現在は宮内庁樂部が伝承し、
千数百年におよび<生>の音楽が
伝えられているのは驚くべきことです。
催馬楽の編成は斉唱と、
琵琶、笙、篳篥、竜笛、筝の雅樂のオーケストラで合奏されます。