萩原朔美の前橋10年「音楽する写真」
後期展示、始まりました♪
前橋文学館館長となった2016年から、
10年間、撮影した写真は15万枚!?
その萩原朔美独自の視点で切りとられる
日常とその時間が堆積され、
<時間>そのものがみえてくるよう。
2027年1月24日(日)まで
前橋文学館 3階オープンギャラリー
観覧無料
◆文学館の展示紹介
萩原朔美(1946年、東京都生まれ)は、
1967年、天井桟敷へ入団し、俳優・演出家として活躍以降、
映像・写真・編集・執筆をはじめ、様々な領域で創作を続けてきました。
「定点観測」に代表される実験的な映像や写真の表現は、
日常の記憶の断片や特異性を示唆するなど、
「時間を捉えて可視化する」ことに一貫したテーマがみられます。
近年は世田谷美術館、大阪中之島美術館、
ロサンゼルスカウンティ美術館への作品収蔵やM+(香港)
での展示などが相次ぎ、作品が再評価されました。
本展では萩原が前橋文学館館長(現在:特別館長)に就任以来、
前橋で撮影した10年間の写真を中心に展示します。
街中で翻るフラッグや道路標識、影、街路樹、
トイレに居る萩原自身などモチーフはさまざまです。
「スマホ散歩」というスタイルで撮影する萩原は、その時の心境を
「同じリズムだがメロディが変化する。まるで音楽を奏でる感覚だ」と語り、
見慣れた風景に潜む変化や発見を新鮮なまなざしで見つめ続け、
独自の表現へと昇華させています。
スマホに溜められた写真はいわば日常を刻む時間と記憶の集積といえますが、
それらがモザイク化したフォト・モンタージュとして再構成されると、
躍動感ある視覚的な効果が齎されます。
展示会場ではこれらの写真作品と映像作品に加え、
詩人 吉増剛造との映像書簡(2023年)、
アートブックシリーズ(1971~2026年)など約30点と著書を紹介します。
色彩とリズムを放つ作品の数々は、
観る者それぞれが持つ概念を揺さぶり、意外な感覚と思考を誘うことでしょう。
会場に流れるピアノ曲(山屋寿徳 作曲)と共にご鑑賞ください。
