第33回萩原朔太郎賞 大崎清夏展
「この弱気な両手であなたに触れる」
9月19日(土)から前橋文学館で始まりました♪
受賞詩集は『暗闇に手をひらく』
◆展覧会紹介
「言葉」を軸に、重層的な創作の幅を持つ大崎清夏さん。
その活動は詩という枠組みを越え、小説や随筆、絵本のみならず、
朗読による音楽とのコラボレーションや脚本、作詞、舞台芸術にまで及びます。
今回の受賞作『暗闇に手をひらく』の表題作は、
2022年に開催された同タイトルのコンサートのために生まれた作品でもあります。
災害や戦争の絶えない世界に、あくまでもひとりの生活者として身を置き、
様々な土地を実際に歩くことで出会う気づきを丁寧に捉えて言葉につなぐ態度が、
その表現の世界を貫いています。
本展覧会では受賞作を中心に据え、著作や音声、映像資料などから、
詩をひとつの媒介として多方面に繰り広げられてきた大崎さんの創作の世界を紹介します。
贈呈式の中で語られた
「暗闇も、孤独も、痛みも、詩人は、全力で抱きしめようとします」
という思いを、豊かな作品群から体感し、
「言葉」の抱擁を感じていただければと思います。
●大崎清夏(おおさき さやか)
1982年、神奈川県生まれ。
2011年、ユリイカの新人としてデビュー。
詩集『指差すことができない』で中原中也賞受賞。
詩集に『地面』(アナグマ社)、『新しい住みか』(青土社)、『踊る自由』(左右社)、
初期詩集三作をまとめた『大崎清夏詩集』(青土社)など。
その他の著書に『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、
『私運転日記』(twililight)などがある。
協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」(2022,23年)の脚本・作詞、
舞台版『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、
オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞など。
山の暮らしに憧れながら、海辺に暮らしている。

