重厚なキム・スーヤンのヴァイオリン! 「葬送交響曲」 NHK交響楽団2026定期公演 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 ハルトマン「葬送協奏曲」

ドイツのカール・アマデウス・ハルトマン(1905ー1963)が

1939年に作曲、1959年に改訂初演されました。

 

 第1楽章「序奏:ラルゴ」、

 第2楽章「アダージョ」、

 第3楽章「アレグロ・ディ・モルト」、

 第4楽章「コラール:ゆっくりとした行進曲」

 

 

    山田和樹                 キム・スーヤン

 

 

ソリストのキム・スーヤンは韓国系ドイツ出身のヴァイオリニスト。

2018年からベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスター。

オケは弦楽のみで12型編成。

片山杜秀氏の「プログラムノート」ではこう解説されて。

 <ハルトマンは「中に挟まれたアダージョとアレグロの2つの楽章は

人間精神を絶望に追い込む同時代(第二次世界大戦中のナチ時代)の状況を表し、

冒頭と最後に置かれたコラールの楽章は逆に希望の音楽だ>と。

 

キム・スーヤンのヴァイオリンはじつに内省的な、深々とした音。

その思索をたどる演奏は楔をうちこまれるよう。

ハルトマンの曲、キム・スーヤンの演奏も初めて。

これほど深い印象的な曲&演奏を聴けたことがうれしい。

 

会場は拍手とブラボーの渦。

カーテンコールが繰り返され、アンコールは

 

 J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 BWV1003」より

 第3楽章「アンダンテ」。

 

もう、滋味が沁みとおるよう。

 

 

NHK Eテレ『クラシック音楽館』N響 第2063回定期公演】 

 2026年6月7日(日)午後9:00放送 

 

(指揮)山田和樹 

(ヴァイオリン)キム・スーヤン

 NHK交響楽団

 

 ● 山田一雄《小交響詩「若者のうたへる歌」》

 ● ハルトマン《葬送協奏曲》

 ● 須賀田礒太郎《交響的序曲 作品6》 

● ヒンデミット《交響曲「画家マチス」 》 

 

【収録】2026年5月14日 サントリーホール