ハルトマン「葬送協奏曲」
ドイツのカール・アマデウス・ハルトマン(1905ー1963)が
1939年に作曲、1959年に改訂初演されました。
第1楽章「序奏:ラルゴ」、
第2楽章「アダージョ」、
第3楽章「アレグロ・ディ・モルト」、
第4楽章「コラール:ゆっくりとした行進曲」
山田和樹 キム・スーヤン
ソリストのキム・スーヤンは韓国系ドイツ出身のヴァイオリニスト。
2018年からベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスター。
オケは弦楽のみで12型編成。
片山杜秀氏の「プログラムノート」ではこう解説されて。
<ハルトマンは「中に挟まれたアダージョとアレグロの2つの楽章は
人間精神を絶望に追い込む同時代(第二次世界大戦中のナチ時代)の状況を表し、
冒頭と最後に置かれたコラールの楽章は逆に希望の音楽だ>と。
キム・スーヤンのヴァイオリンはじつに内省的な、深々とした音。
その思索をたどる演奏は楔をうちこまれるよう。
ハルトマンの曲、キム・スーヤンの演奏も初めて。
これほど深い印象的な曲&演奏を聴けたことがうれしい。
会場は拍手とブラボーの渦。
カーテンコールが繰り返され、アンコールは
J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 BWV1003」より
第3楽章「アンダンテ」。
もう、滋味が沁みとおるよう。
NHK Eテレ『クラシック音楽館』N響 第2063回定期公演】
2026年6月7日(日)午後9:00放送
(指揮)山田和樹
(ヴァイオリン)キム・スーヤン
NHK交響楽団
● 山田一雄《小交響詩「若者のうたへる歌」》
● ハルトマン《葬送協奏曲》
● 須賀田礒太郎《交響的序曲 作品6》
● ヒンデミット《交響曲「画家マチス」 》
【収録】2026年5月14日 サントリーホール

