北村薫『ヴェネツィア便り』新潮社 2017 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

北村薫『ヴェネツィア便り』新潮社 2017

 

 

ひざかたぶりに再読いたしました。

 

どんより湿った空気に風が吹き込んだよう♪

 

<時>が、

 

<人>が、懐かしく立ち現れる15の短編。

 

 

目次

 

麝香連理草

誕生日

くしゅん

白い本

大ぼけ 小ぼけ

開く

岡本さん

ほたるぶくろ

機知の戦い

黒い手帳

白い蛇、赤い蛇

高み

ヴェネツィア便り

 

 

◆本の紹介

 

ヴェネツィアは、今、輝く波に囲まれ、わたしの目の前にあります。沈んではいません。

――あなたの「ヴェネツィア便り」は時を越えて、わたしに届きました。

この手紙も、若いあなたに届くと信じます

 

――なぜ手紙は書かれたのか、それはどんな意味を持つのか……

変わること、変わらないこと、

得体の知れないものへの怖れ。

時の向こうの暗闇を透かす光が重なり合って色を深め、

プリズムの燦めきを放つ《時と人》の15篇。

 

 

装画:謡口早苗

装丁:新潮社装幀室