小説家・川上弘美 句集『王将の前で待ってて』集英社 2024 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

川上弘美『王将の前で待ってて』集英社 2024

 

 

『機嫌のいい犬』に続く、川上弘美さんの第二句集。

 

今年の「朔太郎忌」の対談に登壇。

 

小説はほぼ読んでいますが、

 

この機会に句集を手に取ってみました。

 

 

小説を本格的に発表する前から俳句を書かれていた、とか。

 

どこか地上から5センチくらい浮いているような、

 

その感性でないと捉えられないとらえ方、

 

そこに斡旋する季語がまたあたらしい切り口をみせて。

 

 

好きな句をこちらに

 

 

なうみそはかすかに紅(あか)しふくろう啼く

 

はつきりしない人ね茄子投げるわよ

 

ゆふぐれてちちははと行く花野かな

 

春雷に頭の鉢のひらくかな

 

たうがらし死んだともだちに会ひたい

 

亀の頭(ず)に乗れる亀の頭冬ぬくし

 

くちなはに食はれ溶けきるところかな