昨日の兜太 高崎兜太句会 2010年4月 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

高崎兜太句会 2010年4月を発掘!

 

 

高崎兜太句会、
ここはもとカルチャー教室、
閉鎖になることになったため、
自主運営の句会として体制をととのえてやっている。
現在28名。
けっこう新幹線組みもいて、一番遠方は福島から。

先日の土日月と秩父「俳句道場」があって、
その2泊3日深夜まで句会をこなしてこられたが、
お疲れひとつなく、
今日もお元気(どういう90歳!?)。
40歳から80歳くらいのメンバーより溌剌というのがスゴイ。

兼題2句、自由題1句を提出。
ここでは良い句を3句、
ユニークなのが問題句を選ぶこと。
問題句とは興味がある・面白いが理解しきれない、
あるいは句がわからない、
このフレーズはいいが季語とのとりあわせはどうか、
などなど。

合評・俎上にのせる句はいいというのと問題に
両方かかっているのが面白い。

ありました今回はこれ。
(句は2ヶ月前に提出なので兼題は「寒」←時期はずれ)

  厳寒の汀思想が一つ着く

良:4名
問題句:6名

「思想」という観念的な語でふつうはダメなことが多いが、
「厳寒」という季語が「思想」にかかり、面白い句になった。
兜太も問題句に。

珍しくわたしの句も俎上に。

問題句のみ4名

  その日より寒の貌はずし置く   掌
(かんばせ)


・惹かれるが具体感がないのでは?
・「寒の貌」がわかるようでわからない。

兜太:物語を込め過ぎ。小説めかしたが無理。
   短詩系として弱い。

そこから俳句は「切れ」で「響かす」と。

評価は秀逸・入選・佳作。
今月の秀逸は2句。

  一木も木っ端佛忘れ霜



  冬籠かげと睦みて影と化(な)る   掌

「冬籠」の兜太評
「かげと睦みて」自分の実態がなくなってくる。
自分の色の発見がある。
俳人は「翳」を使いたがるが、
この句の表記はこのままがいい。


その後はゆっくりとお茶タイム。
さらに活発に兜太師と歓談。



今回の画像↑


「俳句人生」という文藝春秋 別冊で兜太が表紙に。
これいいですねとメンバーが褒めたが、
「紅梅を眺めろとカメラマンが言ったんだ。
年寄りくさくてやなんだ」と兜太先生(笑)。