オペラ「ルイーズ」 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

オペラ「ルイーズ」シャルパンティエ作曲

 

 エクサンプロヴァンス音楽祭 

 

2025年7月3・11日 アルシュヴェシェ劇場

 

                      NHKBSプレミアムで放送されたもの。

 

                 指揮はジャコモ・サグリパンティ

 

                 管弦楽はリヨン国立管弦楽団。

 

 

 シャルパンティエはプッチーニと同時代のフランスの作曲家。

 

ヒロインはお針子、恋人は詩人で、

 

まさにプッチーニ「ボエーム」と同じ設定。

 

 

ルイーズを歌うエルザ・ドライシヒをはじめ、

 

歌手たちはとても聴きごたえがある。

 

このオペラは「いつまでも両親に子ども扱いされ、

 

籠の中の鳥のように愛されて苦しむルイーズの物語。」

 

父娘の共依存というか、近親相姦を匂わせるような演出。

 

そのクリストフ・ロイの演出、場所がすべての幕を通して現代の病院。

 

この読み替え演出、意図はそれとしても、

 

ごく稀にしか上演されない(日本では?)このオペラ、

 

もっと明解であってほしかった・・・