仁左衛門さま、いがみの権太!「木の実、小金吾討死、すし屋」 @古典芸能への招待 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

仁左衛門さま、いがみの権太!

 

通し狂言「義経千本桜」から

 

木の実・小金吾討死・すし屋

 

これは2025年10月歌舞伎座で上演され、

 

古典芸能への招待で放映。

 

 

もうなんといってもにざさま、

 

「木の実」でのこすっからい小悪党、

 

荷物を取り替え、返すと油断をさせ二十両をゆすりとる。

 

その<目>の語ること、かたること。

 

すし屋での権太の忠義が活きる。

 

妻子を身代わりにさしだし、

 

その二人を見送る、その万感のおもいが切ない。

 

 

米吉のお里のまあ、かわいらしいこと♪

 

 

        中村歌六の弥左衛門

     中村萬壽の弥助

       中村芝翫の梶原平三

         市川門之助の若葉の内侍

       片岡孝太郎の小せん

 

     中村米吉のお里

         尾上左近の小金吾 ほか。

 

 

 

◆あらすじ

 

 物語は源平合戦の後日談で、

平維盛が実は生きており、それをかくまう鮨屋弥左衛門、

その息子であるいがみの権太ら、釣瓶鮨屋一家の悲劇が描かれる。