昨日の兜太 高崎兜太句会2012年9月 ああ、懐かしい・・・ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

高崎兜太句会 2012年9月を発掘しました(笑)。

 

兼題は<

 

もうすっかり記憶の彼方ですが、こちらに。

 

 

 

◆月一の句会。

8月はお休みなので2ヶ月ぶり。

兜太先生、お元気で登場。

室にお顔が見えると自然に拍手でお出迎え。


司会、句の披講、点数の集計、句稿係などを

分担し、すべて自分たちでやる自主講座。


句は2ヶ月前に提出してあるので、

季節がずれることも。

今回は「蟹」で夏。これが二句と自由句が一句。

三句プラス問題句を一句。

 
 1、この朝紅したたりて子蟹の屍
    (あした)


 2、呪い殺され来世は蟹となるべきか


 3、恋うる夜はのうぜんかずら魔を焚けり




わたしの句。「蟹」は作りづらい。

いずれも点は入ったが、兜太評は


1、「屍」までいうと説明ぽくなる。

<子蟹かな>くらいにおだやかに言うと

「紅したたり」などの措辞がいきる。


   この朝紅したたりて子蟹かな


2、ハッタリ(苦し紛れ?作ったか・・笑)


3、小説の読みすぎ(!?)


全員での句の合評の後、兜太先生の全句の講評。

これがエネルギーあふれ、一瀉千里。


(3はできはどうかな?でも、気に入っているので残すつもり)


兜太先生、この後新聞社の取材。