宮部みゆき『猫の刻参り』新潮社 2025
宮部みゆき『三島屋変調百物語』、
十巻になります♪
変わり百物語の聞き手は
おちかから三島屋の次男坊富次郎へ。
化け猫、河童、そして山姥――。
化生のものよりなにより恐ろしいのは
<人間>。
エピローグにおかれた
富次郎の話 命の取引
まさかこんな展開になるのか!?
たくみでたっぷりとした<宮部ワールド>を
ぞんぶんに味わえます。
◆本の紹介はこちら
狂気に塗れた苦界を生き抜く女と、化生の者どもが織りなす怪奇譚。
江戸は神田三島町にある三島屋の次男坊富次郎は、
変わり百物語の二代目聞き手。
飼い主の恨みを晴らす化け猫、
命懸けで悪党壊滅に挑む河童、
懺悔を泣き叫ぶ山姥が登場する客人の身の上話を聞いている。
一方、兄・伊一郎の秘密の恋人が出奔。
伊一郎の縁談を巡って、三島屋は大騒動に巻き込まれてしまう。