宮部みゆき『猫の刻参り 三島屋変調壱百物語 拾之続』新潮社 2025 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

宮部みゆき『猫の刻参り』新潮社 2025

 

 

宮部みゆき『三島屋変調百物語』、

 

十巻になります♪

 

 

変わり百物語の聞き手は

 

おちかから三島屋の次男坊富次郎へ。

 

化け猫、河童、そして山姥――。

 

化生のものよりなにより恐ろしいのは

 

<人間>。

 

エピローグにおかれた

 

富次郎の話 命の取引

 

まさかこんな展開になるのか!?

 

 

たくみでたっぷりとした<宮部ワールド>を

 

ぞんぶんに味わえます。

 

 

 

◆本の紹介はこちら

 


狂気に塗れた苦界を生き抜く女と、化生の者どもが織りなす怪奇譚。


江戸は神田三島町にある三島屋の次男坊富次郎は、

変わり百物語の二代目聞き手。
飼い主の恨みを晴らす化け猫、

命懸けで悪党壊滅に挑む河童、

懺悔を泣き叫ぶ山姥が登場する客人の身の上話を聞いている。


一方、兄・伊一郎の秘密の恋人が出奔。

伊一郎の縁談を巡って、三島屋は大騒動に巻き込まれてしまう。