藤原新也「メメント・ヴィータ」双葉社 2025年 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

藤原新也「メメント・ヴィータ」双葉社 2025

 

 

「自然が狂えば人間も狂う」

 

と帯文。

 

 

<この死の満ちあふれた崩壊時代を生き抜くために必要なのは

 

「生を想え」という意識である。>と藤原新也。

 

 


メメント・モリ(死を想え)』1983年

 

対になるこの著、

 

手に取った時の衝撃はいまもある。

 

<――死を想え

「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」

本当の死が見えないと、


本当の生も生きられない。>

 

 

そこから40年以上経て、

 

藤原は写真、文筆、絵画、書、音声と

 

あらゆるメディアで表現し続けて

 

現在ただいまの藤原新也がある。

 

そして<現在の世界>を切り取ったのがこの著。


 

このヴィヴィットな花花!

 

装画もむろん藤原が描く。

 

帯を取った画像はこちら

 

 

 

 

 

 

装幀:鈴木成一デザイン室