藤原新也「メメント・ヴィータ」双葉社 2025
「自然が狂えば人間も狂う」
と帯文。
<この死の満ちあふれた崩壊時代を生き抜くために必要なのは
「生を想え」という意識である。>と藤原新也。
『メメント・モリ(死を想え)』1983年
対になるこの著、
手に取った時の衝撃はいまもある。
<――死を想え
「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」
本当の死が見えないと、
本当の生も生きられない。>
そこから40年以上経て、
藤原は写真、文筆、絵画、書、音声と
あらゆるメディアで表現し続けて
現在ただいまの藤原新也がある。
そして<現在の世界>を切り取ったのがこの著。
このヴィヴィットな花花!
装画もむろん藤原が描く。
帯を取った画像はこちら
装幀:鈴木成一デザイン室