北村薫『ターン』新潮社刊 1997年
北村作品、デビューの『空飛ぶ馬』から読んでいます。
この『ターン』、ひさびさに再読。
ぐんぐん物語の世界に引き込まれ、
400ページ越えがあっという間♪
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◆真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。
気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。
3時15分。
いつも通りの家、いつも通りの外。
が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。
そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。
ターン。
いつかは帰れるの? それともこのまま……
だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。