昨日の兜太 高崎兜太句会・2015年4月16日 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

四月、新年度になって、


句会の運営などについて話し合い。


ここは自主運営の会なので、


各自がいろいろ分担しています。


白泉「戦争が廊下の奥に立つてゐた


この句のこと、


「季語にまさる無季語」と兜太先生。



22・3人中、問題作9名&正選(いい句として選ぶ)3名の句

  
   月あかりおそらく分母は蝶であり


評:「分子」はなにか?


  「分子」は「わたし」か?


  「分母は蝶であり」が好き。


  感覚的にのる。


  惹かれるがとらない。


  
  採った人、司会に意見を聞かれて、

 

「は~」とため息(意見を言いずらい句なので)


  月のきれいさ、幻想的


  「おそらく」という発想の自由さがいい


兜太評:この句をダメだと言えないのは淋しい。


     批判がほしい。


     「おそらく」はごまかし、つくりもの


     この句をつくる姿勢はどうか(もっと現実感を探る)。


     この句はあぶない。


はい、私の句です。

今日は他の2句も俎上にあがって、


私にとってはとても刺激的な句会になりました。