昨日の兜太 「秩父音頭」、兜太の生唄! 高崎兜太句会&忘年会 2012年12月 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

2012年12月、兜太句会&忘年会♪

 

今日の兼題は「島」二句と自由句。


さまざまな島からランゲルハンス島と内臓のことまで、


島の句稿はバラエティに富んでいる。



兜太先生、いつにまして顔はつやつや、


評も鋭い指摘が炸裂。


「う~ん、この句は凡だなあ」と言った

 

その直後の直しで一歩も二歩もぬきんでた句となる。


「わが恋に」とか「恋すてふ」など艶やかなことばが頻発。


「先生、若いなあ」と感心しきり。


入選の句

少年は島のかたちに灼けて去る


兜太:島の姿、少年のかたちがみえる。ロマンティック



秋草の軍艦島に誰もいない 

 

兜太:「誰もいない」との関係で「夏草」としたい



島中が武器の記憶や花カンナ   

 

兜太:省略がきいている 



子に渡す靴の片方黄せきせい

 

兜太:出会い、人生を感じる



蜜月の母とわたしは銀木犀 

 

兜太:イコールの「は」ではなく「の」としたい)

 

 

古地図に島一角獣は月を食み       掌





恒例の忘年会。

和やかな会からどんどん盛り上がり、


兜太先生の秩父音頭が飛び出す。


金子家は秩父音頭のお家元(?)で、


以前のあった野卑で猥雑な歌詞や振りを


お父上が今のかたちにされた。


海程の大会では先生の踊りも恒例となっている。


今日は前のバージョンの秩父音頭。

 

「他では歌ったことがないぞ」

 

きわめてレアもの!?

 

聞いてしまいました(笑)。



などなど、最後に三本締めで決め、


来年を約して、解散。