戸方庵(こほうあん)井上コレクションとは 井上房一郎氏は実業家・コレクター | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

◆「戸方庵(こほうあん)井上コレクション」とは

 

高崎の実業家・コレクター井上房一郎氏の

 

水墨画や中国絵画によって知られ、

 

質の高い全国でも有数のコレクションです。

 

そのなかには

 

室町時代の名品「伝蛇足(じゃそく)筆 山水図」(重要文化財)も!!

 

1962年、群馬県立近代美術館の創立に尽力され、

 

収集された200点もの古美術品を

 

「戸方庵井上コレクション」として同館に寄贈しました。

 

その後も寄贈を続けられ

 

230点をあまりもの大コレクションとなっている、とか。

 

 

 

◆実業家・井上房一郎(ふさいちろう)氏(1898~1993)は、

 

群馬県高崎市生まれ。

 

近代高崎150年の精神 高崎人物風土記 - 井上 房一郎 - 高崎のニュースサイト 高崎新聞

 

 

 

1920年代にパリに留学され、

 

芸術への造詣が深く、

 

帰国後は群馬県の実業家であり、<文人>です。

 

戦前には、来日した建築家ブルーノ・タウトを後援、

 

高崎市民オーケストラ(現在の群馬交響楽団)の設立、

 

これは敗戦直後の昭和20年11月のこと。

 

今井正監督の映画「ここに泉あり」ご存知の方もいるかと。

 

アントニン・レーモンド設計による音楽センターの建設、

 

高崎哲学堂設立運動など、数多くの文化支援を精力的に行って。

 

 

旧井上邸はレーモンドの現存する建物。

 

現在は高崎市美術館に併設され、見学ができます。