沢村貞子『老いの楽しみ』1993年 岩波書店
カバーは丹波布・屑糸織蚊帳地
ああたたかな手触り、
ひともじ、一文字、ほのかなぬくみが伝わって♪
なにげない日常から
すくいあげられる<こと>や<もの>、
そのまなざしは様々な<生>を
ひたむきに向き合ってこられたからこその言葉。
気持ちが洗われるようなご本。
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- <「ため息が出るほど永い年月を生きてきて、
人生けっこう楽しかったと思えるのはなぜだろう…」
人間という生きものの心にひそむ優しさ、哀れさ、醜さなど
その変化と面白さにひかれて- 書きつづったつれづれの一部をまとめたもの。>と紹介されて。