あたたかな手触り♪ 沢村貞子『老いの楽しみ』 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沢村貞子『老いの楽しみ』1993年 岩波書店

 

カバーは丹波布・屑糸織蚊帳地

 

 

ああたたかな手触り、

 

ひともじ、一文字、ほのかなぬくみが伝わって♪

 

 

なにげない日常から

 

すくいあげられる<こと>や<もの>、

 

そのまなざしは様々な<生>を

 

ひたむきに向き合ってこられたからこその言葉。

 

 

気持ちが洗われるようなご本。

 

 

  • <「ため息が出るほど永い年月を生きてきて、

    人生けっこう楽しかったと思えるのはなぜだろう…」

    人間という生きものの心にひそむ優しさ、哀れさ、醜さなど

    その変化と面白さにひかれて
     
    書きつづったつれづれの一部をまとめたもの。>と紹介されて。