明日まで!?「ここに いても いい」山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口! @アーツ前橋 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

山縣良和(やまがた よしかず)

 

<装う>という根源を見ているものに突きつける展示!

 

 

「<装う>ことは、人間が生きていく上で必要な本質的な行為」、

 

「ここは此処であり、個個であり、子子」であると山縣はいう。

 

 

展覧会は6つの章からなる。

 

第0章「バックヤード」

 

第1章「神々、魔女、物の怪」

 

第2章「集団と流行(はやり)」

 

第3章「孤独のトポス」

 

第4章「変容する日常」

 

第5章「ここに いても いい」

 

 

山縣良和、ご自身のファッションレーベルリトゥンアフターワーズ(あとがき)から

 

はじまり、作品と見る者が同じ平面にたち、

 

うずくまり、臥したりした人形・ひとがた、

 

チュールやレースにドレスの骸骨、

 

焼けただれた衣装の山・・・

 

マネキンの行列は赤と白のギンガムチェック、

 

可愛らしい衣服の背負っているバックの手は荒縄、

 

被り物もどこか戦時下のようで、

 

じわじわと不安だったり、不穏な気配が濃くなってくる。

 

 

「変容する日常」では、

 

使い古した大量の家具道具があふれかえり、

 

放置自転車のあり、壊れた楽器を演奏する和装の人、

 

<地球>を取り囲む黒い人々のフロア。

 

鏡に映った自分の姿にギョッとしたのも、ここ。

 

 

<生>、そのすぐ裏にある<死>を形状にしたかのよう。

 

ここまでの<胎内巡り>を経て、

 

「ここに いても いい」に辿りつく。

 

その異化され、迷宮に彷徨う・・・

 

 

「ファッション表現を、複雑で曖昧な<内なる人間像>を

 

外に出す行為」と山縣 

 

 

明日まで!

 

 

展覧会ホームページ

 https://www.artsmaebashi.jp/?p=19899