親交の深い彫刻家・高田博厚による高橋元吉胸像
高橋元吉、唯一の校歌の作詞は
わが母校「群馬県立前橋女子高校」です。通称「前女」。
1953年、元吉60歳。
現在も歌い続けられています。
1 光をともすものをこそ世は呼べ
光りをともすものとわれらならめ
あだに日毎をすごすべきやは
心ひそめて光の智彗と
光りの心を育むは今
在学中はおりおりに歌っていましたが、
こうして書き出してみると
やわらかいやさしい言葉で、
その人としてのあるべき姿、
それを力強く、詠われておられた。
知恵と思っていたのですが、
智慧だったのですね。
(智慧 (ちえ)とは、一切の 現象 や、
現象の背後にある 道理 を見きわめる
心作用 を意味する 仏教 用語)
そして歌詞には、校名はでてきません♪
作曲は下総皖一(しもふさかんいち)
2 尾上の桜の万朶の花にも
垣根のもとの花咲くなづなにも
天津光をさし添ふものを
ただひとすぢに育くみゆかな
ひとりの心も世界に通ふ
3 窓辺によりて仰ぎ見る赤城嶺
裾引く麓のびゆく遥けさ
思ひ和ぎ湧ききて尽きず
あわれこの和ぎの思ひよ
流れゆけ地の涯ての人にまで
4 風青く大空吹き渡る日に
きこえくるは大利根の瀬の音
さやけき思い湧ききて已まず
あわれこのさやけき思ひを
歌ひかはしてむ集う友らと