この刺し貫く双眸()!「我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!」 「吉増剛造展」前橋文学館で開催中 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この刺し貫かれる視線、

 

詩人・吉増剛造の若き日のポートレート。

 

 

「脚注・吉増剛造による吉増剛造による吉増剛造」展、

 

ただいま前橋文学館で開催中。

 

 

吉増剛造『我が詩的自伝』

 

サブタイトル「素手で焔をつかみとれ」


この表紙、視線に

 

刺しつらぬかれてしまう。

 

それでいて、


詩人のやわらかい口調・声が聞こえてきそうな本。




ブックデータではこのように。

「吉本隆明はかつて言いました。

『現在、日本に詩人と呼べる存在は3人しかいない。

田村隆一、谷川俊太郎、そして吉増剛造だ!』。

現代日本を代表する先鋭的な詩人として、

国際的に高い評価を受けている吉増剛造。


詩の朗読パフォーマンスの先駆者として海外で

「KAMIKAZE GOZO」とセンセーションを

巻き起こした若き日から、

パノラマカメラや多重露光を多用した写真表現、

オブジェ作品、映像作品の制作に至るまで、

他ジャンルと積極的に横断した多彩な

創作活動を展開しています。


戦時下に多感な幼年期を過ごした「非常時の子供」が、

その傷を抱いたまま詩人となるまで。


郷里の多摩川の冷たい水の底の記憶。

進駐軍の「オンリーさん」と、

米国人牧師の「聖書」の言葉の響き。


戦後の混乱期の渋谷でのキャバレーバーテン生活と

関西への放浪。

詩壇へのデビュー。


アメリカ、ブラジルなど海外体験。

南島、北方など「辺境」への偏愛。

ジョナス・メカス、ジャン=リュック・ナンシー、中上健次など

内外の芸術家、哲学者、小説家たちとの交流。


本書は、一貫して「市井の人」として

 

筆一本で歩んできた一人の詩人が、

自ら内面の軌跡を縦横無尽に

 

語り尽くした驚きの<詩的自伝>です。

  内容(「BOOK」データベースより)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月には

東京の国立近代美術館で、

 

その芸術活動を俯瞰する

大規模な「吉増剛造展」が開催。

 

詩人の展示が美術館で稀有なこと。

 

駆けつけました!