鮮烈なアブドゥライモフ! 「ピアノ協奏曲 第2番」プロコフィエフ作曲 N響1986回定期公演 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピアノ協奏曲 第2番

 

 ピアノのベフゾド・アブドゥライモフはウズベキスタン出身

(Behzod Abduraimov, 1990年-)。

 

2014年にN響&アシュケナージ以来の協演。

 

アブドゥライモフが奏でる響きはなによりもドラマティック。

 

このプロコフィエフの難曲をじつに鮮烈に、弾く。

 

 

第一楽章の長大なカデンツァ、技巧は無論のこと、

 

曲に肉迫した音で聴かせます。

 

 

第二楽章のスケルツォではもう息もつかせないほど。

 

駆け抜けます!

 

グリッサンドが印象的な第三楽章、

 

ここのオーケストラとの絡みあう見事さ。

 

汗が滝のように流れ、飛沫となって飛び散る!?

 

 

第四楽章、民謡のような中間部から、

 

ピアノとオーケストラがすさまじい大音響のコーダへ!

 

もうもう、圧巻です!

 

 

 

ピアノ:ベフゾド・アブドゥライモフ
 

管弦楽:NHK交響楽団
 

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
 

  (2023年6月10日@NHKホール)

 

 

N響第1986回定期公演 プログラム

プロコフィエフ: 交響組曲《3つのオレンジへの恋》 Op.33bis


プロコフィエフ: ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.16


ラフマニノフ: 13の前奏曲 Op.32-5 ト長調(Ec)

カゼッラ: 歌劇《蛇女》からの交響的断章(日本初演)